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【外食・コンビニ健康法】セブン-イレブン「お店で作る! スムージー」

【外食・コンビニ健康法】セブン-イレブン「お店で作る! スムージー」
予防・健康
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野菜や果物を毎日取るのは大変

野菜や果物を積極的に食べたほうが良いというのは、誰もが思っていることです。摂取目標量は、野菜で1日350グラム以上(そのうち緑黄色野菜が120グラム)、果物は1日200グラム程度です。野菜は、両手のひらにのせたサラダを3杯分で350グラム、果物は、りんご1個分程度になります。摂取を意識することで、食事のボリュームを増やし、ビタミン、ミネラル、食物繊維量なども確保できます。

ただ、毎日食べようとするとなかなか目標量が達成できません。その理由は①外食での選択肢が少ない②自宅では皮をむく、切るなど調理が必要になる③日持ちが比較的短い、などがあります。

外食で野菜をとるには、「ちょい足し」が重要になります。レタスの入ったハンバーガーを選ぶ、野菜がゴロゴロ入ったパスタを選ぶ、ラーメンのトッピングにネギを載せる、付け合わせのキャベツをしっかり食べる。サラダなど野菜だけの料理を選ぶよりも、日常でちょい足しを意識することで野菜摂取のハードルは下がります。

たまに行う自炊の場合は、冷凍野菜や冷凍フルーツの活用もお勧めです。冷凍のブロッコリーやオクラなどは、そうめんやパスタ、炒め物などと相性が良いものです。冷凍のイチゴやブルーベリー、マンゴーなどはヨーグルトと合わせたり、スムージーにしても良いでしょう。そのまま食べられるようなトマトやきゅうり、クレソン、ぶどう、バナナのような食材を選択することもお勧めです。

簡単に取れるスムージー

セブン-イレブンで、摂取ハードルの下がる野菜と果物を発見しました。冷凍商品のコーナーにある「お店で作る! スムージー」です。「グリーンスムージー」(300円・以下同)をはじめ、「ダブルベリーヨーグルトスムージー」「イチゴバナナソイスムージー」「マンゴーパインスムージー」の4種類があります。

グリーンスムージーには「1/3日分の緑黄色野菜が摂れる」と書かれており、野菜類はブロッコリーピューレ、ケール、人参ピューレ、豆乳が。果物はパインアップルをはじめ、バナナピューレ、りんご果汁、グレープフルーツ果汁などが凍った形で入っています。

商品を購入後、店内の専用スムージーの機械へセットすると、70秒程度でスムージーになります。野菜の青臭さを心配しましたが、まったく感じず、冷たいスムージーにパインアップルと野菜のすっきりとした味がほどよく、この時期にはぴったりです。

甘さ控えめで86キロカロリー、食物繊維は2.8グラム摂取できます。汗で減少しがちな電解質も摂取でき、通勤途中や帰宅時などに手軽に野菜果物の補給ができます。この夏、このスムージーは活用できそうですね。

解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。