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【外食・コンビニ健康法】調理不要で手軽に魚が食べられる!セブン-イレブン「さばのおろしぽん酢」

【外食・コンビニ健康法】調理不要で手軽に魚が食べられる!セブン-イレブン「さばのおろしぽん酢」
予防・健康
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「肉より魚を食べましょう」と言われたことがあるかもしれません。肉も魚もタンパク質源として重要な食材ですが、含まれている脂質に大きな違いがあります。

肉の脂身は、飽和脂肪酸を多く含みます。飽和脂肪酸は、常温で固形である動物性脂肪やココナツなどに多く含まれ、安定的で重要なエネルギー源ですが、取りすぎると血中コレステロールを増加させ、生活習慣病の原因となります。

魚に含まれるのは、不飽和脂肪酸のひとつ、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)をはじめとする「オメガ3脂肪酸」といわれる必須脂肪酸です。カラダで作られないために食事から摂取する必要があります。

また、オメガ3脂肪酸は血液凝固を低下させる働きや認知機能の改善、生活習慣病予防などさまざまな働きがあります。肉の脂はなるべく控えたいものですが、青魚の油は積極的に取りたい栄養素です。この脂質の違いを考えると魚を食べることを意識することは大切です。

しかし、魚を食べようとしても、購入できる場所が少ない、調理が面倒など、肉よりもハードルが上がると多くの人が感じるはずです。外食で食べようと思っても、ファストフードなどで手軽に食べられる魚は、肉と比べ、それほど多くありません。

そこで活躍するのが、手軽に買えて常温で保存ができる魚の缶詰です。マグロなどを使ったツナ缶は低カロリーでタンパク質が豊富。免疫機能を高めるビタミンDが摂取できます。

イワシやサバなどの青魚の缶詰は骨ごと調理したものが多く、摂取したいオメガ3脂肪酸のほか、タンパク質、カルシウムや貧血予防の鉄などのミネラルを多く摂取できます。

意識的に魚を食べる回数を増やす習慣をつけたいものですが、缶詰でもそのまま食べるには抵抗があり、なかなか食べる機会がもてないという人もいます。そんな人におすすめの食品をセブン-イレブンの総菜コーナーで発見しました。「さばのおろしぽん酢」(291円で購入)です。

多めの大根おろしに包まれるように、えのきだけ、しめじ、ごろごろとした鯖の身が入っています。あぶらの乗った鯖の身は、予想以上の食べ応えと満足感があります。

レモン果汁と醤油で調味され、ポン酢のような爽やかさがあり、生臭さなどは感じません。ご飯のおかずとしても、おつまみとしても相性が良さそうです。

このまま食べても良いのですが、ここに冷凍オクラやめかぶなどを合わせると、簡単に増量と食感をプラスすることができ、食物繊維も加わって、栄養バランスも整います。魚を食べたいなと思ったら、最近はコンビニが便利なようです。

解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。