【外食・コンビニ健康法】血糖値急上昇を防いで高い満足感 セブンティーンアイス「SUNAOチョコクランチ」
管理栄養士 浅野まみこ

最近、自動販売機が注目されています。飲み物だけでなく、大きな駅などに行くと飲茶やラーメンの自動販売機が置かれています。街中では自動販売機のみの店舗などを見かけることも増えてきました。
その中でも昔から変わらず存在しているのがアイスの自動販売機です。駅のホームやレジャー施設などにある自動販売機でアイスを買ったことのある人も多いはずです。
アイスが売れるのは、一般的に温度が22―27度ぐらいの頃だと言われます。やや汗ばむ季節、移動で喉が渇いたり血糖値が少し下がってきているようなタイミングで目に入ってくるアイスは、エネルギーや水分補給になるうえ、糖分を摂取することで気持ちもリフレッシュできる存在です。
駅に設置されている自動販売機「セブンティーンアイス」で、SUNAOのアイスを発見しました。
セブンティーンアイスは自動販売機に特化したオリジナルアイスを販売しています。この自動販売機が最初に設置されたのはボウリング場だそうですが、現在は駅、遊園地などに2万台も設置しているそうです。
17種類の味を楽しめるというコンセプトでセブンティーンアイスという名前がつけられたそうですが、最近では20種類以上の味を楽しめます。見つけたグリコ「SUNAOチョコクランチ」(200円)は、糖質を抑えたSUNAOシリーズ(ビスケット、アイス、パスタ&パスタソース)のひとつです。
アイスは乳固形分と乳脂肪分の割合によって、アイスクリーム(乳固形分15%以上、うち乳脂肪分8%以上)▽アイスミルク(乳固形分10%以上、うち乳脂肪分3%以上)▽ラクトアイス(乳固形分3%以上)に分類されます。SUNAOチョコクランチはラクトアイスに分類され、糖質は10グラム以下(9.6グラム)、121キロカロリー、脂質7.1グラムと低糖質、低カロリー、低脂肪です。
食べてみると、あっさりとした甘さにチョコレートの味わいが広がります。クランチの食感があることで、あっさりの中にも食べた満足度があります。
アイスの問題点は、糖によって血糖値が急上昇することですが、このSUNAOのアイスは糖質を抑え、さらに食物繊維であるポリデキストロースを豊富に含むことで血糖値上昇を緩やかにしてくれます。また、胆汁酸を排泄(はいせつ)させ、血中コレステロールを減らす働きや、腸内環境を改善する働きなども期待できます。
アイスはカラダを冷やすので、食べた後のドリンクは冷たいものではなく、ホットを選びましょう。移動途中に、健康をちょっと意識しながらアイスでほっと一息つく時間は大切ですね。