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【外食・コンビニ健康法】塩分低めで食物繊維とタンパク質が豊富「たことブロッコリーバジルサラダ」

【外食・コンビニ健康法】塩分低めで食物繊維とタンパク質が豊富「たことブロッコリーバジルサラダ」
予防・健康
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「コンビニに行ったら何を買うのが良いのか」という質問をよくいただきます。健康を意識した商品の選び方のおすすめは、①定食(主食・おかず・野菜)スタイルを意識すること②噛める食材(食感や切り方)を意識すること③色の濃い野菜(緑黄色野菜)を加えること―です。

定食といわれると「一汁三菜」という言葉を思い出す方も多いでしょう。これは主食のご飯などと汁物におかず3品(主菜1品+副菜2品)を加えたセットのこと。これだけでもそろえることにプレッシャーを感じる方が多いようです。

お勧めするコンビニでの定食の作り方は、「主食となるもの」(ご飯やパン、麺のうちひとつ)、「メインのおかず」(肉、魚、卵、大豆製品など)、「野菜1品」と、3商品をそろえる方法です。幕の内弁当を1つ買うよりも、自分でそろえることで栄養バランスも、満足感も充実します。

「噛める食材」を取り入れるのもお勧めです。麺類だけの商品よりも、もやしや肉類、ワカメなどトッピングが多い方が噛む回数は増えますね。噛む回数が増えることで、消化が高まり満腹中枢が刺激され、食べた満足度が高まります。

さらに、色の濃い野菜、つまり緑黄色野菜を加えることもお勧めします。緑黄色野菜は、抗酸化ビタミンであるベータカロテン含有量が「可食部100グラム中、600マイクログラムを超えているもの」をさします。酸化を修復し、生活習慣病の予防に役立ちますから、1日120グラムはとりたいところです。

こうしたことを踏まえ、コンビニではおにぎりや白米、パンなどに、メインのおかず1品と野菜のおかず1品。この3品を選ぶのがいいでしょう。丼や麺類、総菜パンなどに野菜のおかず(サラダや総菜など)を1品プラスする方法もお勧めです。

野菜のおかずで、最近人気が出ているのが少量パックのサラダや総菜です。その中でもお勧めの商品が、セブン-イレブン『たことブロッコリーバジルサラダ』(税込280円で購入)です。少量の透明パックにたこ、ブロッコリー、じゃがいも、そして枝豆が入ります。バジルソースで絡めた野菜は和洋中どんな主菜にも相性良しです。

このサラダは、1.ブロッコリー、枝豆と緑黄色野菜入り2.ゴロゴロとして噛める食材で構成3.サラダなのにタンパク質量が6.8グラムと高い―と良い点が豊富です。

食物繊維も豊富で5.3グラム、塩分は0.93グラムと低めです。こうしたこだわりの商品を見つけられるとコンビニでの選択が楽しくなりますね。

商品の食品表示や栄養表示を眺めながら、もう1品のお気に入りを探してみてください。

「健活手帖」 2023-03-30 公開
解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。