大豆タンパク質を使った食品が注目されています。粒状のものは、ハンバーグや餃子、焼売などひき肉とあわせて使われる身近な存在で、動物性脂質を減らし、あっさりとした味に仕上がります。
最近人気が出ているのは、麺類などの主食で、小麦粉などを減らし大豆タンパク質を加えた食品です。米飯や麺類の代わりに使うと、主食を食べている満足度を感じながら、通常の米や麺類よりも低糖質で、タンパク質も増やせることが魅力です。
タンパク質は、エネルギーを持つ3大栄養素の「炭水化物、脂質、タンパク質」の中で、一番摂取が少なくなりがちな栄養素です。日常で肉や魚をよく食べる習慣がある場合は良いのですが、「朝はパン、昼は麺類、夜は飲み」などのような食習慣になっている場合、意識して食べることが必要です。食べるタイミングで重要な時間は、「朝」です。
ひとつは体内時計の修正に役立つことです。タンパク質はインスリンに似た成分を分泌させ、体内時計をリセットする働きがあります。また、体内時計と合わせ、朝食にタンパク質を増やすことで、筋肉量が増加しやすいこともわかっています。
とはいえ、朝から肉などこってりとしたタンパク質は食べられないという方に、おすすめの商品を発見しました。フジッコ「ダイズライスBeanus」(通販のみで購入可。1パック税込378円。送料別途)です。今回はプレーンの冷凍タイプを選びましたが、ガパオやチャーハン、リゾットなど、味付けされた冷凍商品も発売されています。
冷凍されたパックを開け、ラップをしてレンジにかけると、米の香りではなく、大豆の甘い香りがします。大豆から作られているのに、形状は米の形。少し茶色の見た目は、冷凍の玄米ご飯のような雰囲気です。そのまま食べてみると、大豆の味わい。米の見た目で大豆の味のため少し頭が混乱します。食感はもちっとして楽しめます。大豆の香りを消すためには、少し味の濃いものを合わせることが良さそうです。
おすすめはレトルトのカレーをかける食べ方です。大豆の香りが抑えられお米のような雰囲気で食べることができます。熱々で食べるよりも、少し冷ましてから食べるのがちょうど良さそうです。
1パック150グラムでタンパク質は26グラム、糖質は米飯の約8分の1で、6.6グラム、カロリーは米飯1膳より少なめの181キロカロリーです。これならあっさりと朝からタンパク質量を強化できそうです。朝のタンパク質を、大豆タンパク商品で増やしてみるのはいかがでしょうか。