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【外食・コンビニ健康法】お湯を注いで高ポリフェノール・ドリンクに「明治 チョコレート効果カカオ72%」

公開日:2023-03-31
更新日:2023-04-05
【外食・コンビニ健康法】お湯を注いで高ポリフェノール・ドリンクに「明治 チョコレート効果カカオ72%」
予防・健康
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バレンタインデーの時期には、毎年たくさんのチョコレートが販売されます。最近の傾向は誰かにあげるのではなく、「自分用のご褒美チョコ」が主流のようです。

食べたいけれど、太るからやめておこうと思っている方へ、チョコレートの効果と上手な食べ方をご紹介したいと思います。近年、チョコレートの原材料であるカカオ豆の「カカオポリフェノール」の摂取が注目されています。ポリフェノール含有量が高く、抗酸化作用で動脈硬化のリスクを抑える働きや、血圧を改善する働き、さらに、脳を活性化させ認知機能を高める働きがあります。カカオ豆は古代中央アメリカ近辺では、儀式のささげ物や薬、貨幣としても使われていたようです。

このカカオ豆を砕いて種皮を取り除き、すりつぶすとカカオマスが出来上がります。このカカオマスに、ココアバターや砂糖、乳製品を加えて練り上げたものがチョコレートです。太ると感じているカロリーの多くは、種実であるカカオ豆よりも、後から加える砂糖や乳製品由来なのです。

健康効果が期待できそうなチョコレートといえば、大定番は明治「チョコレート効果カカオ72%」(26枚入りを368円+税で購入)。カカオの含有量の多い「高カカオチョコレート」です。ラインアップには72%の他、86%、95%があり、数字が上がるほどカカオが増え(その分砂糖などの比率は下がります)、ポリフェノールの含有量も高くなります。このチョコレートは、口に含むと最初は苦さを強く感じるかもしれません。でも、口でゆっくり溶かし、深呼吸をしてみるとカカオ豆の華やかな香りを感じることができ、少しクセになります。

苦手意識のある方におすすめの摂取方法は、チョコレートドリンクです。チョコレート5枚(25グラム)を耐熱性の密閉容器に入れ、湯を120ミリリットルほど注ぎます。チョコレートと相性がいいのはスパイスです。シナモン、ペッパー、カルダモン、チリペッパー(唐辛子の粉)、すり下ろしショウガなどを少し加え、蓋を閉めてよくふります(熱湯が入っており、容器によっては吹き出すこともあるので十分にご注意ください)。牛乳や砂糖を加えなくても、香りの高い大人のドリンクができあがります。

1枚28キロカロリーなのでドリンク1杯は140キロカロリー。そのまま食べるには苦いと感じていた方もこの方法なら安心しておいしいご褒美時間が作れます。ポリフェノールは24時間後にはほとんどが排泄されてしまいますので、こまめの摂取がおすすめです。

今年チョコレートがあまりもらえなくても、たくさんもらえたとしても、自分へのごほうびに高カカオチョコレートで身体を癒してみてくださいね。

「健活手帖」 2023-02-09 公開
解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。