外食・コンビニ食

【外食・コンビニ健康法】主食のエネルギー量を調整「オーマイ 糖質50%オフパスタ」(スーパー「オーケー」)

公開日:2023-03-31
更新日:2023-04-02
【外食・コンビニ健康法】主食のエネルギー量を調整「オーマイ 糖質50%オフパスタ」(スーパー「オーケー」)
予防・健康
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最近の主食の流行は「糖質オフ」です。「適量な糖質(炭水化物)の摂取はダイエットに必要」という考えが認知されてきて、「主食の糖質を軽減する」流れが出てきました。

栄養学でバランスの良い食事の概念として、エネルギーを持つ3大栄養素であるタンパク質(P=プロテイン)、脂質(F=ファット)、炭水化物(C=カーボハイドレート)のバランスである「PFCバランスを整える」という考えがあります。この中で炭水化物(糖質+食物繊維)は、全体のエネルギー量のうち、50~60%をしめるのが理想とされています。

バランスが大切と言いつつも「主食の糖質オフ」が流行している理由として、糖質はついつい食べすぎてしまうことがあります。ランチなどではラーメン&ライス、パスタ&パンなど糖質の組み合わせを選びがちですし、アルコールやお菓子などでも糖質の摂取量はあっという間に増えていきます。そこで注目されているのは、糖質の割合が高いごはん、パン、麺などの主食を、「糖質を少なく調整した食品」に変更するやり方です。こうした商品で、糖質を少なくする分増やしているのが「タンパク質」です。

この連載でもインゲン豆を使ったパスタや大豆麺などをご紹介してきました。糖質オフの主食がないかスーパーを眺めていたところ、スーパーマーケットの「オーケー」で糖質50%オフのパスタを発見しました。「オーマイ 糖質50%オフパスタ」(3食分240グラム 税込274円で購入)です。

このパスタは、小麦粉に「小麦たんぱく」を配合している商品です。小麦たんぱく(グルテン)は、「グルテンフリー」(小麦粉や小麦タンパク質を摂取しないという考え方)で悪者扱いされたことがありますが、タンパク質のひとつであり、食品の弾力やもちもち感などに重要です。代表的な商品としてパンだけでなく「お麩」などもあり、昔からなじみのある食材のひとつです。

小麦たんぱく配合で糖質が50%オフ、さらに全粒小麦なども加わり、1食(80グラム)222キロカロリーで食物繊維が28.3グラムと、1日の食物繊維目標を上回る量を摂取することができます。

食べてみると、グルテンが多く含まれている分、もちもちとした食感を強く感じ、食べ応えがあります。パスタは耐熱容器に乾麺、ひたひたの水と少量の塩を加え、電子レンジで加熱することで簡単にゆでることができ、自宅でも短時間で調理できるので便利です。

外食でついつい麺類を大盛りで注文したくなる方は、自宅で糖質オフパスタも試してみるのもおすすめですよ。

「健活手帖」 2023-01-19 公開
解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。