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【外食・コンビニ健康法】ヨーグルトと食べて代謝アップ「お店で焼いた国産石焼きいも」(ローソン)

【外食・コンビニ健康法】ヨーグルトと食べて代謝アップ「お店で焼いた国産石焼きいも」(ローソン)
予防・健康
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ここ数年、じわじわと流行しているのが「焼きいも」です。昔から家庭で親しまれている間食の代表ですが、最近の焼きいもは「本格的でお手軽、ヘルシー」がキーワードです。スーパーなどでは1年を通して販売される、人気商品となっています。以前、コンビニの冷たい焼きいもについてご紹介をしましたが、ついにローソンでは、全国の約4500店舗のカウンターに「焼き芋専用焼成機」が設置されました。冬だけの数量限定ですが、焼き立ての石焼きいもがお手軽に購入できます。

焼きいもの魅力は、食べた満足感です。ほくほくねっとりとした甘味で「甘味欲求」を満たし、おなかにたまる感じは「空腹欲求」を満たします。

食べた満足度が高い割に、蒸したさつまいものカロリーは100グラムあたり129キロカロリーと、米飯半膳ほどの低カロリーです。腸内環境改善、血糖値上昇を抑える食物繊維は7.6グラム、免疫機能を助けるビタミンCは40ミリグラム、血圧やむくみを改善するカリウムは780ミリグラムと栄養満点です。そのほかにもベータカロテンや、代謝や美容効果も期待できるビタミンB群なども摂取でき、おやつとしても、主食としても優秀な1品といえます。最近では、ダイエット目的、筋肉を鍛える目的として、主食をさつまいもに置き換える方法も流行しています。

早速、ローソンで『お店で焼いた国産石焼きいも』(1本税込265円)を購入しました。袋から出してみると、パリッとした皮がおいしそうです。1本あたり180~200グラムほどの食べ応えのある大きさで、ねっとりとした断面が食欲をそそります。食べてみると砂糖やはちみつが入っているのではと疑いたくなるほどの甘味。石の輻射熱でじっくり加熱された石焼きいもは、甘みがしっかりと引き出されています。食べたいときにお手軽に本格的な石焼きいもが買えるとは、便利な時代になりました。

焼きいもを食べるおすすめのタイミングは、朝食時です。エネルギー源の糖質を摂取しながら、食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにし、身体をスムーズに元気に動かしてくれます。焼きいもと合わせるのは発酵食品であるヨーグルト(無糖)がおすすめです。お通じを整えてくれるだけでなく、ヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌が腸内細菌を増やし、焼きいもの食物繊維が菌の餌になる組み合わせ。腸内環境をより整えることで、代謝を上げ、体脂肪を低減させるほか、免疫機能を高める働きがあります。また、脳へ信号を伝え、気持ちを元気にする働きもあり、これは「脳腸(のうちょう)相関」と言われます。

焼きいもで、気持ちも身体も元気にして、寒い冬を楽しく過ごしましょう。

「健活手帖」 2023-01-05 公開
解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。