スープがもたらす健康効果
寒くなって温かいスープがよりおいしく感じる季節です。例えば、体が芯まで冷えたとき、豚汁の温かさに感動する人も多いはずです。スープには、そうした料理としてのおいしさだけでなく、たくさんの健康効果もあります。
まずは体を温める効果です。温かい汁物を体内に入れることで胃が温まり、消化を助け、体全体を温めます。このとき、ショウガのジンゲロールや唐辛子のカプサイシンなどを合わせると効果的です。
スープで栄養バランスを整える
次に、栄養バランスが整います。ポタージュやコンソメスープなどシンプルなスープもありますが、具材を自由に入れられるところがスープの良い点です。
肉や魚、卵などのタンパク質、豆などの食物繊維の豊富な食材、レンコンやごぼう、にんじんなどの根菜類、ほうれん草や小松菜、春菊、レタスなど葉物野菜も相性が良いため、たくさんの食材を入れて煮込むことで自然と栄養バランスが整います。また、丸ごと煮込むために、水溶性のビタミンやミネラルなどを余さずに摂取することができます。
水分補給にも役立つスープ
さらに大切なのは水分が摂取できることです。乾燥する冬場は、水分の意識が大切です。寒くなると「冷える」「喉が乾かない」などの理由で水分量が減ってしまう人が多くいますが、食事にスープを意識するだけで自然と水分摂取につながります。また、ポタージュや野菜が溶けたとろみなどで粘性を持たせることで、水分摂取が苦手な人でも食べるように水分摂取ができるという利点があります。
腸活におすすめのソルロンタン
ナチュラルローソンで三菱食品の「からだシフト」シリーズ「Happiness腸活ソルロンタン」というスープを発見しました(292円で購入)。ソルロンタンは韓国の代表的なスープのひとつで、牛の骨や内臓などを長時間煮込んで作る乳白色のスープです。レンジ加熱できるスタンディングの袋に入っており、レンジで1~2分加熱すると熱々のスープが出来上がります。
袋を開けると、トロリとした乳白色のスープにごろっとした牛肉、春雨が入り、ニンニクの香りも食欲が刺激されます。味わいはしっかり濃厚なスープです。
手軽に腸活を強化する工夫
「はぴねす乳酸菌約10億個」配合と書かれていますが、はぴねす乳酸菌とは森永乳業独自の乳酸菌で「加熱殺菌乳酸菌末」とのこと。さらには、水溶性食物繊維であり、血糖値上昇を抑えることでも知られるイヌリンが牛肉の次に多く配合されています。
スープに春雨が入っていることで食べ応えもあります。腸活の効果をより高めるために、さらに水煮大豆や葉物野菜の食物繊維を加えてレンチンするのもよさそうです。
スープで寒い季節を乗り切る
一気に寒さを感じるこの季節、スープで体を温め、内側から体を元気にしていきたいですね。