アルコールの適量は?
暑さが本格的になると、仕事の終わりの一杯がおいしくなる季節です。オンライン生活が終わって会食の機会が増え、アルコール量が増えている人も多いようです。そこで必ず聞かれるのが「アルコールの適量」。さらに、「(飲んだ量を)なかったことにできないか」というご相談です。
アルコールの適量として厚生労働省が勧めているのは1日あたりの純アルコールで20グラム程度。生活習慣病のリスクを高める飲酒量は男性40グラム以上、女性20グラム以上です。
アルコール20グラムに相当するお酒は、ビール(アルコール5%)であればロング缶(500ミリリットル)1本、または日本酒1合(180ミリリットル)、缶チューハイ7%1缶(350ミリリットル)、赤ワイングラス2杯弱(200ミリリットル)です。アルコール好きの想像よりはるかに少ない量が適量というわけです。
アルコールを「なかったこと」にはできない
残念ながら、飲んだアルコールをなかったことにはできません。できるのは、代謝をスムーズに行うようにサポートすることだけです。
アルコールは小腸で8割吸収され、血中に入ります。その後、肝臓に届けられ、分解酵素によって代謝されます。アルコールのほとんどは肝臓で分解されますが、1時間かけて分解できる量は体重10キログラムあたりアルコール1グラムと言われています。最後の無毒な酢酸まで分解するまで、肝臓には毎回大きな負担をかけているのです。
飲むときは低脂肪高タンパク質のつまみを
負担を少しでも減らすため、飲むときは低脂肪高タンパク質のつまみを食べるようにしましょう。刺身や卵、豆腐、枝豆などもよいでしょう。タンパク質は肝臓の修復に必要な栄養素です。また、食べることでアルコール単体で飲むよりも飲酒量を抑えやすくなります。
水分を意識的に摂取する
次に「水分を意識的に摂取すること」。アルコールは水分を取っているようですが、脱水を起こしがちです。アルコール濃度を薄め、代謝を助けるためにも、一緒に水分をしっかりと取りましょう。
おつまみを探していたところ、ナチュラルローソンでアスザックフーズ「かむこん生ハムチーズ味」を発見しました(216円で購入)。
まさに生ハム!で超低カロリー
袋の中には薄いピンク色の生ハムに似た物体が入っています。口に含むとびっくり。黒胡椒がきいてチーズをふりかけられた生ハムの味です。食感も生ハムを想像できるやわらかさで、まさに生ハムです。タンパク質は含まれませんが、1袋31キロカロリーと超低カロリーで食物繊維が1.6グラム取れます。
食後の一杯のおつまみにもぴったりですが、せっかくなのでフェイク生ハムと合わせ、無糖の炭酸水やアルコールフリーのビール飲料はいかがでしょうか。飲んだ気持ちになりながら、ノンアルコールデーで肝臓を休ませる。そんな1日も大切です。