おにぎりが海外でも人気
最近、おにぎりが海外でも人気になっています。日本のアニメや漫画にたびたび登場することで「日本の食べ物」として知られるようになり、持ち運びもしやすい点などから人気が出ているようです。米を丸く握り、黒い物体(海苔)がついている不思議な形状も、異文化のものとして興味を持たれるようです。
日本人の私たちにとって、おにぎりは子供の頃から親しんでいる定番の食品ですが、年々進化を遂げています。最近では具だくさんのおにぎりがブームです。人気のおにぎり専門店は、行列ができるぐらい話題になっています。
コンビニで「おかず系おにぎり」増加
コンビニなどで販売されるおにぎりも、定番の商品ばかりでなく最近は、「おかず系おにぎり」と呼べる商品が増えてきました。例えば、従来のものより大きな切り身を入れた「焼きサバにぎり」や、お寿司のような感覚の「マグロにぎり」「いくらにぎり」、ボリューム満点のゆで卵1個入り「味付け卵にぎり」などが人気です。
栄養価に意識を置いたものも増え、「たんぱく質が○g摂れるおにぎり」「食物繊維が摂れるおにぎり」「MCTオイル(中鎖脂肪酸)が摂れるおにぎり」など、栄養に対する表示がついたものが増えています。おかず系おにぎりは、炭水化物だけでなく他の栄養素が取れることが魅力です。
もち麦でタンパク質と食物繊維、カリウム豊富に
ローソンで「たんぱく質が摂れるオムライスおにぎり(国産もち麦入り)」を見つけました(203円で購入)。三角に握られた、チキン入りケチャップライスのおにぎりに、丸いオムレツが貼りつくようにくっついています。見た目はオムライスといってもいいでしょう。メインのタンパク質として、卵、チキンのほか、大豆加工品も入っており、タンパク質は11・9グラムとなかなかの量です。
このおにぎりの良い点は国産もち麦を米に加え、タンパク質だけでなく食物繊維も増量している点。食物繊維は4.8グラムです。もち麦は腸内環境を整える水溶性食物繊維を豊富に含むほか、むくみ改善のカリウムも豊富です。
栄養バランス考えたおにぎり
このようにボリューム満点ですが、カロリーは202キロカロリー。ご飯1膳弱で、食物繊維と油脂で血糖値の上昇が緩やかになることも魅力です。一緒に野菜のおかずやサラダを合わせると栄養バランスバッチリです。
温めることが推奨されているので、ほんのりと温めて食べてみると、もち麦、大豆加工品、玉ねぎ、鶏肉などさまざまな食感も加わります。よく噛んでいると、まるでオムライスを食べているような感覚になります。
具材が多いので崩れやすいのが難点です。袋を上手に開けて、ケチャップがこぼれないように食べてみてください。