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【外食・コンビニ健康法】永谷園「パキット ボロネーゼ」

【外食・コンビニ健康法】永谷園「パキット ボロネーゼ」
予防・健康
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パスタは栄養バランス取りやすいが調理が面倒

自宅でささっと食事を済ませたいときに重宝するのが麺類です。お米を研いで炊き、蒸らして、汁物やおかずを用意する手間や時間と比べ、麺類は、鍋に湯を沸かしたら数分でゆでられます。

少量の具材でも成り立ち、コスパ、タイパともに優秀な食材です。そうめんやそば、うどんなどは、ゆでた後に湯切りをしたら、冷たくしても温かい汁でも調理が簡単です。

便利な麺類の中で、ちょっと手間がかかるのが「パスタ」です。栄養価が偏りがちな麺類の中でもパスタは、野菜や肉、魚、卵などの具材の組み合わせや工夫のバリエーションが多く、栄養バランスを整えやすく、食べた満足感も高いことが特徴です。

パスタの工程は、湯を沸かし、7~8分ゆでたら湯切りします。ここからさらにフライパンで炒めたり、別で温めたソースをからめたりと、他の麺類と比べて、工程がやや複雑です。

そういう理由から、パスタをお勧めしたいけれど調理が面倒くさいので敬遠されそうだなと思っていたところ、優秀な商品をスーパーで発見しました。永谷園「パキット ボロネーゼ」(312円で購入)です。

ゆでる必要なく電子レンジだけでOK

パッケージを開け規定量の水を加えます。この中に、別に買っておいたパスタを半分にパキッと折って加え、よくなじませたら、電子レンジで加熱をするだけでパスタが完成します。早ゆでパスタでないかぎり、蒸らす時間が必要になりますが、パスタをゆでるのが面倒臭いと感じていた人にとっては、画期的な商品です。

早速「ボロネーゼ」を作ってみました。乾麺で100グラムが1人前ですが、これは1人前の束で売られているパスタと同じ量。1食分としては、少し多めの分量です。

麺を入れてレンジにかけるだけ、と簡単ですが、蒸らす時間など少しずつ調整が必要でした。仕上がりは、具材が感じられる満足感のあるボロネーゼです。このままでもよいですが、レンジ加熱と蒸らす時間で13~15分はかかるので、この間に追加する具材を準備してみてはどうでしょうか。

冷凍のブロッコリーや揚げなす、サラダチキンやハム、ベーコンなど、お好みの具材を耐熱皿に入れたら、パスタを蒸らしている間に、こちらもレンジで加熱します。蒸らしが終わったパスタとともにお皿であえたら、簡単、効率的に、タイパ、健康コスパの高い具だくさんパスタが完成します。

「パキット ボロネーゼ」は1食134キロカロリー。麺は100グラムで約360キロカロリーですから、合計で1食約494キロカロリーとなります。

これなら、鍋、ざる、フライパンなど多くの調理器具を使わず、簡単工程で満足度の高いパスタが食べられます。調理を効率的にしたら、少し栄養面を考えてみる。具だくさんで簡単工程のパスタぜひ試してみてください。
 

解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。