ハンバーガーの“問題点”は
ハンバーガーは、ファストフードの代表格です。ハンバーガー、フライドポテト、コーラという組み合わせは、王道のおいしい組み合わせですが、「体に悪そう」「太りそう」という印象もあります。
ファストフードの問題点はまず「糖質、脂質が多いこと」です。パンと油脂の多いパテ、油で揚げたポテト、コーラ(糖類)となれば、高カロリーになることは誰もがわかることです。
次に「野菜が少ないこと」があります。レタスやピクルスのみで、野菜が少ないことは摂取すべきビタミンやミネラルも少なく、栄養バランスが偏り、食感の変化も少なくなります。
「早食い」になることも問題です。ハンバーガーは、バンズとひき肉のパテという柔らかい食材でできており、ソースなどでしっかりと味がついているため、食べた瞬間に「しょっぱい、辛い、甘い」などの味覚を感じます。すると喉が嚥下反応によってゴクリと動き、飲み込むので、自然と早食い、大食いの構図ができあがります。
“欠点”を改善したフレッシュネスバーガー「ソイアボカドバーガー」
しかし、最近のファストフードのハンバーガーには、最先端の栄養バランスを味わえるものもあります。フレッシュネスバーガーには、「糖質約45%オフ(同社ゴマバンズ比)の低糖質バンズ」や「100%植物性由来のソイパティ」を使った商品があります。これらを使った「ソイアボカドバーガー」(690円で購入)を食べてみました。
驚くのは、野菜の多さです。1/2個分のアボカドがスライスされ挟まっているのですが、熟した柔らかさで、噛み締めると口の中でバンズやパテとほどよく絡みます。
アボカドはビタミンE、食物繊維、むくみ改善のカリウムや、女性に必須の葉酸など栄養素が豊富です。また、玉ねぎのスライスも分厚く、加熱した甘みをしっかり感じます。この2つだけでも野菜を食べている満足感があります。
低糖質バンズは糖質を45%抑えているとは思えないふわふわとした食感と味わい。最近注目されている「ソイ(大豆)」を使ったパテは、肉のジューシーさに負けない噛みごたえと味わいがありました。一般的なクラッシックアボカドバーガー637キロカロリーに対して、ソイアボカドバーガーは383キロカロリーで、254キロカロリー(40%)減らせます。
脂質は41グラムに対して21・1グラムとほぼ半分、糖質は36・6グラムに対して25・4グラムと30%ほど減らせます。アボカド、玉ねぎ、レタス、ピクルスの野菜の食感で、味わいの変化を楽しみながら噛みしめられ、食べた満足感も高いハンバーガーです。
減らせた254キロカロリーで、16時以降290円となる生ビールを1杯(108キロカロリー)飲んでしまうのも、たまにはありかもしれませんね。