ここまで暑いと冷たい飲み物を併用しよう
ここ数年、夏の暑さが尋常ではなくなってきていますね。日中に外に出るとサウナの中にいるような熱風に息苦しく感じ、歩いていると滝のような汗が流れ、体温も上がっていることを感じます。
暑さの中で活動することで体温が上昇しても、湿度や水分調整の影響で汗がかきづらい状況だと熱中症につながります。予防として、「水分の適切な補給」「カラダを冷やすこと」「汗をしっかりかけるようにすること」があります。
まず大切なのは、水分摂取です。量や飲み方に加えて、「温度」も重要です。以前は夏でも温かい飲み物を推奨していました。これは、冷房で冷えた室内と暑い外気との温度差から自律神経のバランスを崩し、夏バテにつながりやすくなるからです。しかし、ここまで暑い気温が続く状況では、適度にカラダを冷やせるように冷たい飲み物も併用するべきでしょう。
キンキンに冷やした水をがぶ飲みしたいところですが、これは胃を冷やして胃の動きを抑えてしまい、胃もたれや食欲不振につながります。おすすめは、常温に近いやや冷やした水です。飲みやすく胃の負担も抑えられ、何より、熱がこもったカラダを冷まします。喉の乾きに関係なく、1時間にコップ1杯ぐらいの常温の水分摂取を意識したいものです。
水が飲みづらい場合はアイスの選択も
水が飲みづらい場合の補給として、アイスもおすすめです。冷たいアイスですが、口に含んで溶かしながら食べることで体温を下げ、水分摂取の補助になります。
おすすめのアイスを探していたところ、井村屋の「北海道あずきバー」(140円)をコンビニで見つけました。定番のあずきバーは、原材料をみると「砂糖、小豆、塩」とシンプルです。砂糖はエネルギー補給に役立ち、汗で排泄されるカリウムやナトリウムも小豆や塩で補給することができます。夏に最適なアイスです。
さらに、小豆からは食物繊維も摂取できます。あずきバーは硬いことでも有名ですので、パクパク食べられないことも良い点です。一口ずつゆっくりとかじりながら、口で溶かすことで体温をスッと下げてくれて、夏バテ対策の栄養素も補給できます。
このあずきバー、8月の終わりに新商品「こしあんバー」が発売されることが発表されました。なめらかに仕上げた「生あん」にミネラル分の多い球美(くみ)の塩と氷砂糖を合わせた商品とのこと。これもまた夏の強い味方になってくれそうです。
熱を冷ますことが期待できるアイスですが、カロリーもしっかりとあります(北海道あずきバーは1本あたり147キロカロリー)。食べ過ぎには注意しつつ、暑い夏の後半戦を乗り切っていきましょう。