ダイエットをしようと思った時、多くの人は「糖質を減らす」「タンパク質を増やす」「カロリーを減らす」など、栄養素を増やしたり減らしたりするのではないでしょうか。
糖質を減らすには、主食である米飯やパンや麺などを食べなければいいわけですが、物足りなさが出ます。タンパク質を増やすために肉を増やせば、脂質、カロリーも増えてしまいます。カロリーを減らすには量を減らせばいいわけですが、これは続きません。
ダイエットの際に、根本的に意識したいことが3つあります。ひとつは、食材を増やすこと。ダイエットするためには量を減らそうと、食材の数も減らす傾向がありますが、多種類の食材を食べることをお勧めします。いろいろな食材で栄養バランスが整うだけではありません。硬い、やわらかい、もちもち、サクサクなど多様な食感で、満足感が出てきます。
2つめは、重量です。栄養素が詰まったサプリメントを飲むだけでは満足感は出ません。食事は食べた重量で満足感が出てきます。糖質やカロリーが低く、重量がある食材といえば、野菜、きのこ、豆腐、こんにゃく類、汁物(水分)などです。これらをうまく取り入れることが大切です。
3つめは、時間をかけて食べること。満腹中枢に刺激が届くまで、ゆっくりと時間をかけることで少量でも満足感を得ることができます。このとき、噛む回数を増やすことも重要です。
フレッシュネスバーガーで、11万人以上のファンと考案したという、厚揚げをはさんだハンバーガーを発見しました。「厚揚げとうふの和バーガー 黒酢あんソース」(5月30日までの期間限定メニュー。650円で購入。シリーズには明太マヨソースもあり)です。
厚みのある絹ごし豆腐の厚揚げを2個挟んだバーガーは高さもあり、見た目にインパクトがあります。甘みのあるバンズの中には、下から「パテ、隠し味の食べる醤油、厚揚げ、黒酢あんソース、玉ねぎ、しそ、マヨネーズソース」が重なっています。
思いっきり口を大きく開けて頬張ると、バンズの甘みの中で、玉ねぎのシャキシャキ感、厚揚げ豆腐の香ばしさと滑らかさ、パテのかみごたえ、食べる醤油のサクサク感など、食感の変化を感じて、もっと噛み続けたくなります。ここに、しその香りや黒酢ソースが加わり、食材とソースの味わいのコントラストが絶妙です。
427キロカロリー、脂質36.2グラムと他のバーガーと差はありませんが、満足度は抜群。糖質をカットしたいなら、低糖質バンズにも変更が可能です。
どうせ食べるなら、満足感が出るメニューを選ぶ。ダイエット成功のポイントです。