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ぷるぷる肌をキープ!50代のエイジングケア乳液・クリーム5選

ぷるぷる肌をキープ!50代のエイジングケア乳液・クリーム5選
エイジングケア
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変化する肌|更年期だからこそ大切なケアとは?

肌の美しさは、女性ホルモン(エストロゲン)によって守られていますが、更年期になると急激に減少していきます。ホルモンバランスが変化するときは、不安定なとき。肌悩みも多くなります。

トラブルを感じやすい50代の肌

いつもの化粧品があわなくなったり、乾燥したりと50代の肌は変化しています。しみやそばかす、シワやたるみなど、年齢肌を感じることはありませんか? 
ショックなその瞬間が、変化のチャンスです。お手入れによって、ぷるぷる肌がキープできるのも、50代。ため息をつくまえに、スキンケアを見直しましょう。

エイジングケアのキーワードは「保湿」

50代で、もっとも大切なのは「保湿」。保湿を意識すれば、多くの肌悩みは、小さくなっていきます。

50代から欠かせない基礎化粧品とは? 乳液・クリームの役割と選び方

若いころは、洗顔後、化粧水だけだったという方も、50代になったら、ぜひ乳液やクリームを使ってください。 
化粧水だけでは、保湿が足りません。乳液・クリームは、肌のうるおいキープ力をおぎなう存在です。 
 

高保湿成分が配合された乳液・クリームなら肌の水分を維持しやすい

高保湿成分として、代表的な成分は、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドです。 
ヒアルロン酸は水分保持機能が高く、コラーゲンは水分を逃さない膜をつくってくれます。またセラミドは、油脂と水分でバリア性の高い構造をつくりだし、肌の保湿性を向上します。 
 

肌の悩みにあった乳液やクリームで自分らしいケアを選ぶ

肌悩みにあったアイテムなら、自分の肌に寄り添ったお手入れになりやすく、満足肌にも近づきやすいものです。悩み別に、代表的な成分を紹介しましょう。

シミやそばかすには美白成分を

美白成分の代表は、トラネキサム酸やビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキスなど。 
シミやそばかすは、メラニン色素が増えたり、褐色メラニンが黒色に酸化したりして、目立ちやすくなります。美白成分は、メラニンの生成や酸化を防ぎ、排出を促進する働きをもっています。

ハリ不足が気になるならエイジングケア成分を

エイジングケア成分は、その働きによって①抗しわ成分②細胞再生分③抗酸化成分の3つに分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。

  •  抗しわ成分 肌を柔らかく保つ。代表的な成分はレチノール、ナイアシンアミド、ニールワン、アルジルリンなど
  • 細胞再生分 ターンオーバーを整え、細胞を再生に導く。代表的な成分はヒト由来幹細胞培養エキス、植物由来細胞幹細胞培養エキス、EGF、KGFなど
  • 抗酸化成分 肌荒れや乾燥の原因となる活性酸素に働く。代表的な成分はビタミンE誘導体、コエンザイムQ10、αリポ酸、フラーレンなど

肌が固くなってきた、手触りがよくないなどの悩みがあるのなら、これらの成分を選んで、イキイキ肌を目指しましょう。

 

オールインワンジェルでは潤い不足になるケースも

オールインワンジェルは、1ステップでスキンケアが完了しますが、その性質上油の配合量が少ないのをご存じでしょうか? 
肌の乾きやかゆみが気になるなら、肌は潤い不足。乳液・クリームを必要としています。 
 

敏感肌や乾燥肌なら刺激のある成分に注意して

基礎化粧品にも、使用感や保存性、安定性など、肌とは直接関係ない成分も含まれます。これらは、敏感肌にとって刺激になる可能性もあります。刺激の可能性を検証するスティンギングテストやアレルギーテスト済みの製品を選ぶのも、ひとつの選択でしょう。 
普段敏感肌でない方も、体調によっては刺激を感じることがあります。気になる症状が出たら使用を中止し、皮膚科を受診してください。 
 

香料

香料は自然抽出物から合成品までいろいろですが、その配合は複雑で、具体的な物質名はあきらかにされていません。刺激となる可能性ゼロではないことを覚えておきましょう。

鉱物油

鉱物油は石油由来の成分です。全成分表示では、ミネラルオイル、ワセリン、パラフィンなどと記載されます。酸化されにくく皮膚に浸透せずに蓋をして、水分の蒸発を防ぎます。 
過去には鉱物油の不純物が、肌刺激になることがありました。しかし現在化粧品に配合されている鉱物油は、精製技術の向上のおかげで不純物はごく少なく、安全性が高くなっています。

防腐剤

化粧品が微生物に汚染されると、肌への悪影響も心配されます。これを防ぐため配合される代表的な防腐剤がパラペンです。一般にメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベンなどが、複数配合されています。 
パラベン類は毒性が低い物質ですが、ごくまれにアレルギーを起こすこともあります。パラペンフリーは、パラペンのアレルギーリスクを避けた製品です。パラペンの入っている製品に比べると菌汚染に弱いことが多いので、容器の口部分を直接触らないなど、注意が必要です。

50代からのエイジングケアにオススメしたい乳液・クリーム5選

スキンケアは毎日コツコツ。でも、同窓会など気合を入れたいイベントの前には、できるだけ早く素敵になりたいですよね。ここでは、50代に評判の乳液・クリームをセレクトして紹介します。

ランコム「レネルジー HPN クリーム」 50mL/19,800円(税込)

300種類のペプチド配合で先進のエイジングケア

300種類の植物由来ペプチドとヒアルロン酸、ナイアシンアミドを配合した先進的エイジングクリームです。自立するような密なハリ感が、自信あふれる肌を実現します。メーカーサイトはこちら

コスメデコルテ「リポソーム アドバンスト リペアクリーム」 50g/11,000円(税込)

睡眠中の美を科学 一夜で美肌へ

睡眠中に美を高めるために開発されたナイトカプセル配合。押し返すようなハリと輝くツヤを目覚めさせます。 
一日中いきいきとした輝きが続く、進化系ナイトクリームです。メーカーサイトはこちら

オバジ×ダーマアドバンスドリフト 50g/11,000円(税込)

皮膚科学に基づいた革新のクリーム

こだわり成分と研究を重ねた独自の保湿成分と、角質層深く浸透させる技術が、ハリ・弾力のあふれる肌に近づけます。メーカーサイトはこちら

キールズ「クリーム UFC」  27g/2,970円(税込)

きっとファンになる 世界中で愛されるクリーム

キールズのNo.1のクリームUFC。まるで乳液のように、潤い続く、ふっくらした健康的な肌に。オリーブ由来のスクワランと、水分を保持するシュードアルテロモナス発酵エキス、6種の植物オイル配合。メーカーサイトはこちら

キュレル「エイジングケアシリーズ フェイスクリーム」 40g/3,080円(税込)

乾燥肌をふっくらとハリに満ちた潤い肌に

セラミド機能成分、ユーカリエキス、アスナロエキスを配合。潤いを閉じこめ、弾むようなハリのある肌に保ちます。医薬部外品。メーカーサイトはこちら

スキンケアで注意するポイントとは?

基礎化粧品は油分の少ないものから

洗顔後、水分はどんどん蒸発しています。すぐにお手入れを始めましょう。使用順は油分量が少ないものから。乳液・クリームを複数使うなら、肌になじんでから次のステップに移りましょう。

肌の状態によっては重ねづけもOK

乳液・クリームは、スキンケアの仕上げ。肌が水分と油分をしっかり蓄え、うるおいをキープしていればスキンケアは完了です。保湿感が足りないときは重ねづけしても大丈夫です。肌をこすらないで、優しいお手入れを心がけましょう。

肌を美しく保つには生活習慣も大切

満足肌をキープするには生活習慣も、とても大切です。肌のために、注意したいポイントを紹介します。

責任世代だからこそ食事と睡眠で肌をキープ

50代になれば、頼りにされる場面も増えますよね。けれど忙しさのあまり、自分の生活が二の次になっているようなら、肌は悲鳴をあげているかもしれません。睡眠をはじめとする生活リズムを整えること、食事のバランスに気を配ることは、肌にも、大切です。できることから意識してみませんか。コラーゲンやビタミンA、ビタミンCなどを中心としたバランスの良い食事は、肌の味方。逆にアルコールや脂っこいものなどを、なんとなく摂取するのは控えましょう。

バスタイムは「ぬるま湯10分」

バスタイムも大切なお手入れです。湯船につかって新陳代謝をアップさせましょう。オススメなのは、ぬるめの10分程度の入浴。長風呂や熱すぎるお湯は、肌の乾燥を招いてしまいます。体を拭くときもゴシゴシこすらず、すぐに保湿ケアを行いましょう。

乳液・クリームを味方につけてぷるぷる肌をキープしよう

50代の肌には保湿が大切です。ケア後の肌がしっとりと保湿されていれば、ぷるぷるな肌がキープしやすくなります。紹介した乳液・クリームの選び方が参考になれば、うれしいです。これからも、自分らしい肌ですごしていきましょう。

解説・執筆者
薬剤師ライター
桜会 ふみ子
薬剤師。Positive&Relax A-F-C代表。東証一部上場の製薬企業で医薬品・医薬部外品について25年以上の実績を持つ。「自分らしさにOKをだして輝く女性」が増えてほしいという思いで活動中。日本化粧品検定特級コスメコンセルジュ。