栄養素

【外食・コンビニ健康法】オハヨー「きょうの鉄分葉酸のむヨーグルト」

【外食・コンビニ健康法】オハヨー「きょうの鉄分葉酸のむヨーグルト」
予防・健康
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「健康維持のために栄養バランスを意識しよう」と考えたとき、どんな栄養素を考えるでしょうか。

多くの人は、エネルギー(カロリー)を摂り過ぎると太ることを理解しています。3大栄養素と言われるタンパク質、脂質、炭水化物のことも気にかけ、「脂質や炭水化物はほどほどに、タンパク質は意識的に摂ろう」などと調整している人も多いはずです。

ビタミンやミネラルの重要性

案外知られていないのが、ビタミンやミネラルです。過去に「ビタミンは何種類あるか知っていますか?」という調査をしました。ビタミンは13種類ありますが、その数を正しく答えられた人はほんのわずかでした。ミネラルに至っては、何がミネラルなのかすら知られていませんでした。

不足しがちなカルシウム

ビタミンやミネラルの中には、食事だけでは不足しがちなものがいくつかあります。例えば、カルシウムはどの年代も不足傾向にあるミネラルで、不足することで骨粗鬆症のリスクを上げます。日常の食事では、意識的に小魚や大豆製品、牛乳などカルシウムの多い食材を摂取したいところです。

鉄と葉酸の重要性

多くの女性が不足しているのに知られていない栄養素として、鉄(ミネラル)や葉酸(ビタミン)があります。鉄は20~40代の女性の65%が不足という厚生労働省のデータもあるのに、話題に取り上げられることが少ないミネラルです。

鉄が不足することで、貧血はもちろん、疲れやすい、イライラする、気分の落ち込み、肌荒れや顔色の悪さ、PMS(月経前症候群)など、さまざまな症状につながります。

食品で補う鉄分と葉酸

葉酸も女性にとっては大切なビタミンです。成人、妊娠前、妊娠期、授乳期で推奨量が異なりますが、食事からの摂取だけでは必要量に到底追いつきません。

こうした栄養素を意識できる食品がないかと探していたところ、成城石井で「オハヨー きょうの鉄分葉酸のむヨーグルト」を見つけました(124円で購入)。

1本でなんと1日分の鉄11ミリグラムと葉酸240マイクログラムが配合されています(月経あり女性15~49歳の1日の鉄推奨摂取量は10.5ミリグラム。葉酸摂取推奨量は240マイクログラムで、妊婦はこれに+240マイクログラム、授乳婦は+100マイクログラム)。

手軽に栄養補給ができる飲むヨーグルト

また、カルシウムは178ミリグラムで、女性1日の推奨量の27%を摂ることができ、カロリーは106キロカロリーと低め。タンパク質は5.5グラムですが、鉄はタンパク質とともに摂取する方が吸収率は高まりますので、うれしい組み合わせです。

味が気になるところですが、飲んでみても鉄の味は感じず、おいしい“飲むヨーグルト”です。手軽に不足しがちな栄養素をおいしく補えるのはうれしい点です。

男性の栄養管理の重要性

男性の場合も、自分に不足しがちな栄養素を見直し、こうした“お守り食品”を見つけて習慣化していくのがよいでしょう。

解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。