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【外食・コンビニ健康法】ローソン「飲むマヨ」

【外食・コンビニ健康法】ローソン「飲むマヨ」
予防・健康
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マヨネーズの魅力と注意点


調味料の中でも、マヨネーズはひときわ存在感があります。サラダなどの野菜に付けるだけでなく、から揚げや肉料理、魚料理、納豆などどんな食材とも相性がよく、炒めものや料理の隠し味としても大活躍する万能選手です。ただし、栄養面や健康への影響を考えると注意すべきポイントもあります。

マヨネーズのカロリーと栄養


マヨネーズは卵黄、酢に植物油を加えて乳化させた調味料です。成分のほとんどが植物油脂のため、高カロリー・高脂質です。一般的なマヨネーズのカロリーは高く、大さじ1(12グラム)あたり80.2キロカロリーで脂質は9.1グラム。気軽に何にでもかけていると、あっという間に1食分以上のカロリーを摂取してしまいます。とはいえ、ポテトサラダやマカロニサラダ、たこ焼きやお好み焼きなど、マヨネーズなしでは食の楽しみが半減する料理もたくさんあります。

健康的なマヨネーズの楽しみ方


健康的にマヨネーズを楽しむには、使い方を工夫することが大切です。たとえば、低脂肪タイプやカロリーハーフの製品を選ぶ、あるいは味付けを変更するというのが一般的です。
お好み焼きやたこ焼きは、ポン酢やチリソースなど酸味や刺激的な辛味にするのもよいでしょう。サラダは、胡麻ドレッシング、和風ドレッシングなどに変更することで、カロリーや脂質を多少減らすことができます。

マヨネーズの代替アイデア


代替品として優秀なのはヨーグルトです。水切りヨーグルトに塩やレモン、酢、ドライパセリなどを加えると、高級なマヨネーズのような味わいになります。ここに少量マヨネーズを加えるだけで、かなりの満足感が得られるでしょう。

話題の「飲むマヨ」を試してみた


とはいえ、たまにはマヨネーズを心置きなく味わいたい人のための「ドリンク」が発売されたと聞いて、購入してきました。ローソン「飲むマヨ」(198円で購入)です。商品本体には「テスト販売中」と書かれています。これはメーカーによる「ありそうであまりなかった商品」のテスト販売企画なのです。

飲むマヨの特徴と可能性


1本200ミリリットル。これがマヨネーズだったら1328キロカロリーですが、この「飲むマヨ」は1本79キロカロリーと低カロリー。一般的なマヨネーズの16分の1です。
飲むヨーグルトのような乳白色液体であり、マヨネーズ特有のコクとまろやかさが際立ちます。酸味がしっかり感じられる点や、さらさらとした飲み口である点についてはSNSでさまざまな意見が出ており、好き嫌いの好みは別れそうですが、ドリンクとして楽しめる新感覚に驚きました。

飲むマヨの楽しみ方


思いっきりストローで飲むのもよいですが、うどんを和えるソースにしたり、サラダのドレッシング代わりにも使えそうなしっかりとした味わいです。楽しみ方は人それぞれ。飲むマヨネーズでしっかり欲求を満たしたら、食事は少しヘルシーにしてみるとバランスが良さそうです。

解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。