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【外食・コンビニ健康法】キッコーマン「カラダの豆乳+MCT」

【外食・コンビニ健康法】キッコーマン「カラダの豆乳+MCT」
予防・健康
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豆乳の健康効果とは

牛乳を買おうと入ったお店で、なんとなくカラダに良さそうだなと思い、隣にある豆乳に変更したことはありませんか?

コーヒーショップなどで、カフェラテを豆乳ラテに変更したこともあるかもしれません。牛乳はタンパク質やカルシウムの摂取が期待できる食品ですが、大豆から作られる「豆乳」が最近は注目されています。その大きな理由として、豆乳が植物性脂質で、コレステロールが含まれないことがあります。

豆乳と牛乳の脂質の違い

脂質量は、調製豆乳が100グラムあたり3.6グラムに対して、牛乳も3.8グラムなので大差はありません。しかし、脂質の種類を見ると、動物性脂質に豊富に含まれる飽和脂肪酸が牛乳2・33グラムに対して、豆乳は0.5グラムと4.7倍もの差があります。

また、豆乳の良さとして、牛乳には含まれない鉄やビタミンE、食物繊維などを含む点や、血液を作る葉酸が牛乳の6倍、肌ケアに需要なビオチンは2倍含まれている点などがあります。

豆乳ならではの栄養素

さらに、豆乳だけの栄養素として、大豆イソフラボンが含まれています。大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするほか、脂肪燃焼効果やコレステロール低下作用なども期待されるため、水やお茶じゃない何かを飲みたいなというときにはおすすめです。

新宿で見つけた豆乳専用自販機

新宿で面白い自動販売機を見つけました。なんと、すべてキッコーマンの豆乳飲料で構成されており、全36種類が販売されています。新宿駅の中央東改札の中のロッカー付近にありました。

並んだ豆乳のほとんどは120円ですが、そのなかで一番高い、キッコーマン豆乳初の機能性表示食品「カラダの豆乳+MCT」を選択しました(150円で購入)。

MCTの特徴と効果

MCTとは中鎖脂肪酸(ミディアム チェーン トリグリセリド)の略です。油は一般的に長鎖脂肪酸という形で、代謝に時間がかかりますが、MCTは臓器から静脈を通じて直接に肝臓に入るため、約4倍の速さでエネルギーになります。運動量の多い場面や、代謝に負担をかけずにエネルギーを摂取したい場合に有効です。

豆乳とMCTの味と栄養バランス

自動販売機でしっかり冷やされており、飲んでも「豆乳臭さ」はほとんど感じません。牛乳によく似たコクがあり、とても飲みやすく、クセになりそうです。

MCTは、ほぼ無味無臭のため、もともと脂質を含む飲料に加えてもそれほど味わいは変わりません。調製豆乳に比べると、エネルギーはほぼ変わらない114キロカロリー(調製豆乳が106キロカロリー)、タンパク質は同等の6.9グラム、脂質は1.2倍の8.2グラムで脂質量だけが多くなります。むくみ改善のカリウム、骨に必要なカルシウムも含まれており、栄養をしっかりと補給したいときにぴったりです。

日本唯一の豆乳自販機を体験

新宿駅を利用する機会があれば、日本で唯一の豆乳の自動販売機をぜひ探してみてください。

解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。