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【外食・コンビニ健康法】相模屋「たんぱく質のとれるとうふグラタン ポルチーニソース」

【外食・コンビニ健康法】相模屋「たんぱく質のとれるとうふグラタン ポルチーニソース」
予防・健康
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肌寒い季節と食欲の関係

少し肌寒くなってくると、ラーメンや焼肉など熱々でジューシーな、脂質量の多いものが食べたくなります。冬に備え、高カロリーな食材を摂取し、体温を維持し、エネルギーを蓄えようとしているからでしょう。

秋に、脂の乗った魚や糖度の高い芋や栗などが出回るのも、寒さの中で体温を維持するためのエネルギーや、寒さを予防する皮下脂肪を蓄えるための、理にかなった自然の摂理です。

現代の食生活と体重管理

しかし現代では、寒さに耐えながら体温を維持しなければいけない場面に直面したり、食糧不足でひもじい思いをしながら越冬することはまずないはずです。逆に、忘年会やパーティーなどで欲求のままにエネルギーを摂取していると、新年を超えたあたりで体重がびっくりするほど増加してしまう危険のほうが高いでしょう。

低カロリーで、この時期の熱々ジューシーな欲求を満たせるものを探していたところ、相模屋「たんぱく質のとれるとうふグラタン ポルチーニソース」(213円で購入)を発見しました。1食165キロカロリーと低カロリーながら、たんぱく質は13.8グラム含まれます。

豆腐グラタンの意外な特徴

豆腐をベースにしたグラタンなら、欲求を満たしながら低カロリーかつ、しっかりとたんぱく質摂取ができそうです。味わいがかに、えび、トマト、ポルチーニと選べ、パッケージの熱々なグラタンの写真が食欲をそそります。

驚いたのは、パッケージには「とうふグラタン」と書かれていますが、入っているのは器、豆腐、ポルチーニソースのみ。グラタンに必須のチーズなどは含まれていません。つまり、この商品はグラタンを売っているのではなく、「豆腐で作るグラタンを提案している」新しいタイプの商品でした。

豆腐グラタンの調理と味わい

付属の器に豆腐を開け、ソース、自宅にあったピザ用チーズを25グラムほどかけたあと、トースターでチーズに焼き色がつくまで加熱して取り出しました。チーズとともに、豆乳がとろりと固まって、ホワイトソースのグラタンのようです。甘みを感じる豆腐の味わいとともに、チーズの脂質と塩味が程よいアクセントです。

今回選択したポルチーニソースは、きのこの香りが広がり、秋の雰囲気を楽しむことができました。余裕があれば、ブロッコリーやほうれん草、きのこ、ハム、ベーコンなどを追加すると、よりグラタンとしての満足感が高くなりそうです。

豆腐グラタンの総カロリーと選択肢

今回私が食べたものはチーズ25グラム分の325キロカロリーが追加されるので、全体で490キロカロリーとなりますが、それでも低カロリーです。秋の夜長に熱々ジューシーなものを欲したら、豆腐グラタンはひとつの選択肢です。

解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。