「ここぞ」の時に体を整えるには?
仕事がたまって大変なときや、「ここぞ」という勝負のとき、どんなふうに気合いを入れていますか。パリ五輪でも、選手たちが勝負のためのコンディショニングに「間食をする(栄養を摂る)」「睡眠をとる」「姿勢を整える」など、いろいろな工夫をしている姿が連日放映されていました。五輪の選手でなくても、「ここぞ」のときに向けて整えることは大切です。
まずは、日々のカラダのリズムを整えておくことが大切です。カラダは24時間ぴったりの稼働ではないため、ずれを修復するために概日時計(体内時計)を制御することが必要です。
朝、目に光を入れると、脳の視床下部にある視交叉上核(しこうさじょうかく)でカラダの主時計がリセットされ体内時計が整います。また、朝食を摂り、血糖値を上げることも大切です。1日3食を食べ、胃腸のリズムを整えておくこともよいでしょう。
エナジードリンクは効くが過剰摂取は危険
次に、一気にパワーを発揮させるための方法です。いろいろな方法がありますが、エナジードリンクやコーヒーなどを飲んで気合いを入れている人も多いでしょう。これらの飲み物には神経を興奮させて集中力を高めてくれるカフェインが入っています。
カフェインには、集中力を高め、仕事効率を上げ、脂肪燃焼効果を高めるなどの良い点もありますが、過剰摂取すると頭痛や震え、不安、不眠などの原因となるため、農林水産省からも注意が出ています。
代わりの良いものがないか探していたところ、JRのコンビニ、ニューデイズで、生姜と果汁を合わせたサントリーの強刺激ショットドリンク「ジンジャーショットプラス」が発売されていました(1本218円で購入)。
レモン、オレンジ、グレープ、トマトの4種類がありますが、今回はリコピンの摂れるトマトを購入。原材料は果汁100%となっており、「トマト果汁、ブドウ果汁、レモン果汁、ジンジャーシロップ」と書かれています。
生姜の辛味で覚醒効果感じる
飲んでみると想像以上の生姜の味わいにびっくりしました。トマトと果汁の甘い味わいの後にガツンと辛味がくるため、これはなんだか覚醒効果が期待できそうです。
カロリーは1本(65ミリリットル)あたり30キロカロリーと少なく、炭水化物も7.3グラムと少量です。リコピンは3~11ミリグラム摂取できるようです。リコピンはカロテノイド色素の一種で、強い抗酸化作用を持つ栄養素。疲労を感じ、酸化ストレスのかかったカラダの修復効果も期待できます。
切羽詰まったとき、ここぞというとき、ついカフェインに頼りたくなってしまうものですが、ジンジャーのパワーでナチュラルな覚醒を目指すのもよさそうです。手元に1本常備しておいてはいかがでしょうか。