【外食・コンビニ健康法】相模屋「白子のようなビヨンドとうふ」

【外食・コンビニ健康法】相模屋「白子のようなビヨンドとうふ」
予防・健康
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大豆を使った「プラントベースフード」

大豆製品といえば、豆腐、納豆、味噌というイメージを持つ人が多いのですが、最近注目されているのは、大豆などの植物素材を使い、肉や魚、卵など動物性食品に食感や味を似せて作られた「プラントベースフード」と呼ばれる食品です。

大豆は栄養価や食感、味わいなどが動物性食品に似せやすく、以前からヴィーガン向けの食材として人気です。肉の代わりに作られた大豆ミートはコンビニやスーパーなどの惣菜にも使われています。餃子やシュウマイなどでは挽肉と合わせて、つなぎや食感、風味づけとしても重宝されています。

ちょっとした変化の大豆製品

最近は、大豆ミートのハンバーグや焼き肉、ミートソースなども一般的になりました。麺類やパンに混ぜ合わせて、小麦粉や米粉の代わりにも大豆は使われています。

これらの食材はどうしても、「偽物じゃないか」「おいしくないのでは?」とハードルが高くなります。そこでプラントベースフードのように大きく変化したものではなく、ちょっとした変化の大豆製品を最初のトライとして味わってみるのはいかがでしょうか。

豆腐とはわからない白子のような食感

スーパーで、相模屋「白子のようなビヨンドとうふ」を発見しました(214円で購入)。以前にもチーズのような食感の「ビヨンドトウフ」や、ウニに似せた「ビヨンドうに」を紹介したことがありますが、まさかの「白子」です。

早速、袋を開けてみると、パックにはクリーム色の豆腐らしきものが入っています。器にあけると、かなり緩めのプリンのように横に広がっていきます。添付の昆布ポン酢をかけて口に入れてみると、ねっとりとした濃厚な食感。味わいは、少しウニのような風味もありながら白子のような食感と濃厚さです。目をつぶったら、豆腐とはわからない不思議な味わいです。

豆腐から進化した食品

原材料を見ると、豆乳発酵食品、植物油脂、米麹、大豆たん白と続き、豆腐に似ていながら豆腐からかなり進化した食品であることがわかります。1パック104.3キロカロリー(昆布ポン酢3.3キロカロリーを含む)と1パック食べても、かなり低カロリーです。タンパク質は3.4グラムとさほど多くはありませんが含まれます。

わざわざ大豆ではなくてもいいのではないか、と思う人もいるでしょうが、本物の白子は旬や値段変動、鮮度など気にする点が多くあります。しかし、この商品はスーパーでいつでも買うことができ、価格は一定、賞味期限にも余裕があります。むしろプリン体などの心配をすることなく楽しめ、低カロリーで、理にかなった食品とも言えます。

まだまだ暑い時期、つるりと食べられる豆腐と合わせて、進化した大豆食品を試してみてはいかがでしょうか。
 

解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。