いま、男性のVIO脱毛に脚光
男性の脱毛について、最近はヒゲだけではなくVIO脱毛も注目されています。
VIOとは、Vライン(ビキニライン)、Iライン(陰部の両側)、Oライン(肛門周り)のアンダーヘアを意味しており、男性の場合は陰茎の上のフロント部分から陰茎、睾丸、肛門周辺まで全体を含みます。
50歳以上の男性が若い頃には考えもしなかった分野かもしれませんが、実際にメリットがあるのです。
脱毛とは、黒い色に反応するレーザーを皮膚表面に照射し、毛乳頭やバルジ領域を熱破壊することです。
国内でよく使用される医療レーザーは、アレキサンドライトレーザー(波長755ナノメートル)、ダイオードレーザー(波長810ナノメートル)、YAGレーザー(波長1064ナノメートル)の3種類です。
これらを、肌タイプや毛の性状に合わせて選択します。
「組織を永久に破壊する」という永久脱毛は医療行為にあたるため、医師免許を持っていない者が管理するのは本来NGです。
実際、エステでは出力を弱くせざるを得ず、効果が実感しにくい場合やコース契約による経済被害も起きています。万が一、熱傷などのトラブルが起きた際も、エステでは早期の対応が困難であるため、脱毛するなら医療機関をお勧めします。
50歳が最後のターニングポイント
脱毛用のレーザーは基本的に黒い色に反応させて脱毛します。そのため、白い毛にはほとんど反応しませんので、ヒゲにせよVIOにせよ、白髪が多くなる前の介入が必要です。50歳ぐらいが最後のターニングポイントかもしれません。
VIO脱毛の一番のメリットは陰部を清潔に保てることでしょう。特に仮性包茎の男性にはメリットが大きいと思います。
仮性包茎そのものは病気ではないので心配ありませんが、毛を巻き込み、亀頭に炎症を起こしてしまい痛い思いをした経験のある男性は多いと思います。決して不潔ではないのですが、床やお風呂場に落ちている自分の陰毛をみて、なんとなく後ろめたい気持ちになることも。
また、不快感から自分の陰部を触る行動(癖)は、男性が思っている以上に女性は気がついています。
カミソリなどに比べ、一時的に費用が高くつきます。例えば当院では男性VIOは1回3.3万円(税込み)です。また、施術前に表面麻酔のクリームを塗ったとしても、レーザーを照射した際の痛みは完全にはなくなりません。VIO脱毛は誰にも見せない身だしなみです。美容意識の高い男性には特にお勧めです。
VIO脱毛のポイント
- VIO脱毛は特に仮性包茎の男性にお勧め
- 医療脱毛は安全性と有効性が担保されている
- レーザー脱毛は白髪になる前に!