麺類、アイス…ばかりは夏バテまっしぐら
猛暑が続き、食欲が落ちた人も多いことでしょう。食欲が湧かないので、麺類やアイス、フルーツばかりで過ごしていた人は少し危険です。これらの食材は水分などはしっかり摂れますが、糖質を多く含み、体をむくみやすくします。
また、糖質をエネルギーにしていくためには、体内ではビタミンB1を必要とします。ビタミンB1が不足すると代謝が滞り、疲労感やだるさなどの不調につながります。「だるさがある、むくみや疲労感がある、食欲が湧かないからあっさりとしたものを食べる」という悪循環は、夏バテのひとつの傾向です。
タンパク質不足の不調が秋まで
さらに、糖質に偏ることでタンパク質が不足し、筋肉量も減少していきます。そのまま秋口になっても、疲労感がとれない、太りやすい、体調が改善しないなどと不調をひきずってしまう危険性もあります。
この夏バテの悪循環を回避するためには、肉や魚、卵、大豆製品などを取り入れることです。これらの食材は、タンパク質が多いだけでなく、ビタミンB1も多く含まれ、糖質を上手にエネルギーへ変えることにも役立ちます。ただし、やっかいなことに、「加熱」調理が必要なものが多く、暑い夏には面倒臭いと感じることも多いはずです。
手軽にタンパク質が摂れる「たまご」がローソンに
手軽にタンパク質が摂れるものを探していたところ、ローソンで「からむきゆでたまご」を発見しました(138円で購入)。名前の通り、殻をむいた状態の卵がパッケージに1個入っていて、袋を開ければ手軽にゆでたまごを食べることができます。
殻は自分でもむけるから、わざわざむいたものを買わなくてもいいと思われるかもしれませんが、これが意外にも便利です。パックの状態のまま手で軽く潰せば、サラダの上に乗せ、食感を楽しむのに適したサイズにすることができます。
食べたい時にいつでも、簡単料理にも使える
また、パッケージのまま、しっかりと潰せば、マヨネーズを合わせてサンドイッチの具材などにもなる卵サラダを作ることもでき、便利です。野外やデスクなどでも手を汚さず、食べたいときにすぐ食べることができます。
卵はアミノ酸のバランスがよく、栄養価の高い食材です。冷えを改善する鉄などミネラルも多く含み、糖質代謝に関わるビタミンB1も含まれます。つるりとした食感で、夏場でも食べやすいのが良い点です。
パッケージを開けて食べてみると、塩味のしっかりとした、おいしいゆでたまごです。塩分は1個あたり0.9グラム、タンパク質は7.3グラム摂ることができます。
食欲がないと、のどごしだけで食べるものを選びがちです。タンパク質やビタミンB1が摂れる手軽な食品を上手に利用して、体力と筋肉維持を心がけ、暑い夏を乗り切りましょう。