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【外食・コンビニ健康法】グリコ「パピコ 梨」

【外食・コンビニ健康法】グリコ「パピコ 梨」
予防・健康
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好きなスイーツの1位はアイスクリーム

日本アイスクリーム協会が実施している「アイスクリーム白書2023」によると、好きなスイーツの1位は、群を抜いて「アイスクリーム」だそうです。また、アイスクリームを一番おいしいと感じる気温は「25~30度」とのことで、蒸し暑く体を冷やしたい今の時期は、アイスを食べる絶好のタイミングです。

アイスは食べたいものの、気になるのはカロリーです。「アイス」というと「凍っていて甘くておいしいもの」全般を指しますが、実は成分などの違いによって4種類に分かれます。

「アイス」は4種類

まず「アイスクリーム」は乳固形分が15%以上、そのうち乳脂肪分8%以上のものを指します。ミルクの風味があり、濃厚な味わいのものが多くあります。

「アイスミルク」は乳固形分が10%以上、そのうち乳脂肪分3%以上のものです。アイスクリームよりも、あっさりとした味わいになります。さらに「ラクトアイス」には乳固形分が3%以上で、乳脂肪分の成分規格はありません。植物油脂を使うことも多く、スッキリあっさりとしたものになります。

最後は「氷菓」です。乳固形分が3%未満とされ、シャーベットやかき氷、アイスキャンディーなどがあります。

低カロリーの「氷菓」に注目

カロリーで見ると一部例外はありますが、アイスクリームが一番カロリーの高いものが多く、氷菓になるとかなり低カロリーのものもあります。濃厚なアイスクリームは冬場に好まれる傾向がありますが、25度を過ぎるとさっぱりしたアイスが好まれるようになり、夏は「氷菓」に注目が集まります。

カロリーが気になる、ダイエットしたいという人にも「氷菓」をおすすめします。最近では、糖類不使用のアイスや乳酸菌入りのアイス、豆乳やヨーグルトで作られたアイスなど健康を意識したアイスも多く発売されています。冷凍フルーツをアイスがわりにするのも食物繊維やビタミン、ミネラルが取れるのでおすすめです。

満足度高い「パピコ 梨」

低カロリーで満足度の高いアイスがないか探していたところ、グリコの定番パピコから「梨」が発売されているのをスーパーで発見しました(2本ひとパックで183円)。

分類は「氷菓」になり、原材料を見ると一番多く含まれるのは「梨果汁・果肉」です。食べてみると、たしかに梨です。みずみずしい梨を滑らかなペーストにして食べているような気分です。

気になるカロリーは1本74キロカロリー。これだけカロリーが低ければ、風呂上がりにふとアイスを食べたくなったときでも、さほど罪悪感なく食べられそうです。

湿度の高い暑い夏、アイスでひんやり感を味わった後は、温かい飲み物で胃を温め代謝を上げるようにするとさらに良いですよ。

解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。