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【外食・コンビニ健康法】殺菌効果のあるショウガが豊富 壮関「おつまみになった岩下の新生姜」

【外食・コンビニ健康法】殺菌効果のあるショウガが豊富 壮関「おつまみになった岩下の新生姜」
予防・健康
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湿度の高い時期は食中毒にご注意

湿度の高い時期になってきました。食中毒などにも注意が必要になる季節です。厚生労働省の「食中毒統計資料」によると、細菌による食中毒は6月が最も多く、その後7月8月9月と件数は減りながらも多く発生しています。湿度、気温が高い環境は細菌が増えやすいため、食品の扱いには注意が必要です。

食中毒予防の三原則①「つけない」

食中毒の三原則は「つけない」「増やさない」「やっつける」です。細菌を「つけない」ためには、こまめな手洗い、特に食事の前にしっかりと手を洗うことです。また、生の肉や魚を扱ったまな板や食器などから、加熱しないで食べる生野菜、調理済み食品などへ菌が付着しないように気をつけることが大切です。

お店で焼肉を食べる場合、生の肉をつかむ箸やトングで、焼いた後の肉をつかむことなどは避けるべきです。

食中毒予防の三原則②「増やさない」

次に「増やさない」ですが、食品を低温で保存することが大切です。細菌は室温の20度で活発に増殖し始めます。最も増殖するのは35~40度の温度帯です。逆に10度を下回ると動きが遅くなり、マイナス15度以下で増殖が停止します。買ってきたお弁当や惣菜などは常温に置かず、なるべく早く冷蔵庫に入れることが大切です。

食中毒予防の三原則③「やっつける」

そして「やっつける」ですが、食材の加熱をしっかりとすることです。肉などは中心部75度で1分以上の加熱が大切ですので、厚めのハンバーグや焼肉などは要注意です。惣菜類などの温め直しも、しっかりと加熱しましょう。

昔からの梅干しや酢、生姜、ニンニクなどの活用もおすすめです。梅干しは殺菌作用があり、黄色ブドウ球菌などの増殖を抑えることがわかっています。酢のクエン酸も効果があり、生姜のジンゲロン、ショウガオール、ニンニクのアリシンなどにも殺菌作用がありますので、夏場は意識して食事などに加えるとよいでしょう。

個包装でおつまみにもなる新生姜

手軽なものがないか見ていたところ、ファミリーマートで壮関と岩下食品の共同開発商品「おつまみになった岩下の新生姜」を発見しました(375円で購入)。甘酸っぱく漬けられた新生姜は袋入りで売られていますが、これは小分けされた「個包装」で、1口サイズのスライスした新生姜が大袋に入っています。

食べてみると、ほんのり甘口。シャキシャキとした食感と生姜独特の風味と辛味が口に広がります。おつまみと書かれていますが、これは仕事中の気分転換にもよさそうです。1袋41キロカロリー、1個あたり約5キロカロリーなので、安心して食べられます。これからの時期は、手軽に体の内側からも対策をしておきたいですね。
 

解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。