夏本番に向けて湿気対策
梅雨の時期は、湿気の鬱陶しさや低気圧による体調変化などによって、体力を奪われがちです。体力を維持し、夏に向けて体調を整えるために何をすればよいでしょうか。
まずは「湿気対策」です。暑くなってくるこの時期は汗をかくことが多くなりますが、湿気があると汗が肌から蒸発しづらくなります。汗は体の表面で蒸発する際に、気化熱によって体温を下げる働きがあります。しかし、湿度が高く、なかなか汗が蒸発しないと、体に熱がこもります。
また、汗を吸った洋服も、乾きづらく悪臭の原因になりますので要注意です。汗が蒸発しやすいように窓を開けたり、扇風機をつけるなど、この時期は、風通しが良い環境を意識しましょう。
代謝をよくするため、糖質摂取に注意を
次に大切なのは、「代謝をよくすること」です。少し暑さを感じ始めると、途端に冷たい麺類が増えがちです。シンプルな蕎麦やそうめんが好きな人は特に注意しましょう。
糖質の代謝には、ビタミンB1が必要です。不足すると代謝が滞り、だるさにつながります。糖質は体のむくみの原因にもなりますので、過剰な糖質摂取には気をつけ、タンパク質が入ったおかずを意識しましょう。
栄養バランス優秀な「レバニラ親子丼」
この時期におすすめのメニューがないか探していたところ、なか卯が6月5日から「レバニラ親子丼」(並盛580円)を発売していました。
早速、食べに行ってみると、なんとも優秀な丼です。なか卯の名物であるとろとろ卵の親子丼に、鶏レバーとニラが入っています。卵はアミノ酸バランスがよく、ビタミン、ミネラルも豊富な食材です。鶏肉は代謝を高めるタンパク質が多く含まれ、親子丼だけでも栄養バランスはかなり整います。
臭みのない、ふわふわのレバー
それにレバーが加わることで、代謝に必要なビタミンB群、免疫調整に役立つビタミンA、血流の改善に役立つ鉄や粘膜を保護し元気のもとになる亜鉛などを豊富に含み、ビタミン、ミネラルのバランスがさらに良くなります。ニラは、抗酸化作用だけでなく、アリシンを豊富に含みます。アリシンは、鶏肉、レバーに含まれるビタミンB1を体内に長く滞在させ、糖質代謝をサポートする役割があります。
以上のように、この時期の体づくりに必要な栄養素がバランスよく入っています。レバーは好みが分かれるところですが、ひと口食べてみるとびっくり。まったく臭みのないふわふわのレバーです。そこにニラとラー油とニンニクでできた特製ピリ辛だれが程よいアクセントを加え、柔らかい鶏肉と絶妙な加熱具合のふわふわ卵が合わさる最高の組み合わせです。
この夏はこれを選びたくなりそうです。夏バテ予防に、まずはレバニラ親子丼から始めてみてはいかがでしょうか。