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【外食・コンビニ健康法】大分からあげ「とりかわサクサク揚げ」

【外食・コンビニ健康法】大分からあげ「とりかわサクサク揚げ」
予防・健康
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揚げ物はカロリーの高さが問題

揚げ物は老若男女問わず人気のメニューです。お腹の空いた時間にコンビニへ行くとつい、カウンターフードのから揚げやコロッケを買ってしまう人も多いはずです。

揚げ物の問題は、カロリーの高さです。油脂は1グラム9キロカロリーあり、炭水化物、タンパク質が1グラム4キロカロリーなのに比べて2倍のカロリーがあるのです。サラダ油やオリーブオイル、ごま油、どの種類の油脂でもカロリーは同じです。

吸収する油の量でカロリーは変わる

しかし、調理された揚げ物では、同じから揚げ1個でもカロリーは変わります。これは吸収する油の量が変わるからであり、(1)衣の種類(2)素材(3)油の質、が関係してきます。

衣の種類は、素揚げ→から揚げ→天ぷら・パン粉揚げ→フリッターの順に衣が厚くなり、油の吸収量が上がります。また、油を吸収しやすい、なすのような野菜や、しそなどの葉物、かき揚げなどは油をたっぷりと含み高カロリーになります。

衣の吸着度高ければ吸油率は上がる

肉や魚介類自体は油を吸収しませんが、細かく切る調理法や野菜やチーズなどを巻いたりすることで、断面や隙間が多くできて衣の量が増えるので、吸油率は上がります。

前回お伝えした「もたれるだけでなく、カラダを老化させる原因」の酸化した油は、粘性を増しているため、衣に吸着しやすくカロリーを上げる原因にもなります。カロリーを抑えるには、「油を吸収しない食材を大きく切り(油が入る隙間を減らし)、衣はなるべく薄くして、新鮮な油で揚げた揚げ物」がおすすめであると言えます。

揚げ物欲求を満たすお菓子

そこまで考えて食べるぐらいなら、揚げ物の回数を減らそうかと考えた人の揚げ物欲求を満たす、おすすめのお菓子を食料品店で発見しました。大分からあげ「とりかわサクサク揚げ」(カルディで429円で購入)です。

遮光された銀色の袋をあげてみると、1口大に細く切られた鶏皮がスナック菓子のように入っています。材料は「鶏皮、米油、澱粉」などシンプルです。鶏皮はすべて国産100%使用、油や米油を使うなどこだわりがあります。

薄い衣の鶏皮

鶏皮などは一番高カロリーではないかと思いきや、薄い衣をつけてサクサクに揚げられた鶏皮は、1袋30グラムで164キロカロリーと意外にも低カロリーです。

口に入れ噛んでみると、サクサクの食感に鶏皮のジューシーさ、塩味が広がります。これはおやつとしてちょっと食べるのもよし、アルコールのあてにもぴったりです。小腹が空いたときに2~3口食べると、揚げ物を食べたような満足感を感じることができました。

オンラインでは、このスナックを生産した当日に出荷する「揚げたて」もあるそうです。揚げ物を食べるときは、フレッシュで衣が薄いものを選んでみてください。

解説・執筆者
管理栄養士
浅野 まみこ
1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に『「コンビニ食・外食」で健康になる方法』(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。