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更年期の頻尿にはヨガと〇〇で対策!

更年期の頻尿にはヨガと〇〇で対策!
エイジングケア
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年齢を重ねるにつれて気になるのが「頻尿」。「夜中に尿意で目が覚める」「外出中はお手洗いが近くにないと不安になる」。このような人もいるのではないでしょうか。頻尿は、ときに日常生活にも支障をきたす場合があります。

今回は、そんな頻尿についてのお悩みを抱える人に読んでいただきたい記事です。からだの外側と内側の両方からアプローチできるよう、頻尿対策におすすめのヨガや漢方薬についてご紹介します。頻尿を気にしない、快適ライフを手に入れましょう。

更年期に頻尿が起こりやすい理由

女性のからだは尿道が短く尿が漏れやすい構造になっているため、頻尿になりやすいといわれています。加えて更年期は、加齢による筋力の衰えや女性ホルモンであるエストロゲンの減少などが頻尿の原因になることもあります。

【参考】
木下クリニック「尿漏れ(尿失禁)・頻尿」
https://www.kinoshitaclinic.com/incontinence/

東京女子医科大学附属足立医療センター 骨盤底機能再建診療部「腹圧性尿失禁」
https://twmu-amc.jp/mce/prsurgery/type/1.html

日本大学医学部泌尿器科学系泌尿器科学分野「尿失禁」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/80/4/80_187/_pdf/-char/ja

加齢による筋力の衰え

加齢や出産の影響で、骨盤底筋や靭帯、結合組織が弛緩してしまう場合があります。骨盤底筋は膀胱を支えている筋肉で、この筋力が低下すると尿意を我慢しづらくなることも。また、骨盤底筋の筋力低下は「咳やくしゃみをする」「重いものを持ち上げる」など、おなかに力が入ったときに尿漏れを起こす可能性もあります。

エストロゲンの減少

更年期は女性ホルモンであるエストロゲンが減少傾向にあります。エストロゲンには、尿道の筋肉にはりを持たせ、尿道を支える役割があるため、これが減少してしまうと頻尿になる可能性があるのです。また、自律神経が乱れて過度に膀胱を伸縮させてしまうことも原因になりえます。

更年期の頻尿に効果のあるヨガポーズ3つ

 

頻尿には家でできるセルフケアがあります。そのひとつがヨガです。ヨガには骨盤底筋を鍛えられるポーズが多くあり、家でも手軽に実践できます。今回は、頻尿対策におすすめのポーズを3つご紹介します。
 

橋のポーズ

 

  1. 仰向けでひざを立てる。かかとの真上にひざがくるように調整する。
  2. 両手はからだの横に置く、もしくは背中の下で組んでお尻を持ち上げる。お尻の穴はキュッと締める。
  3. 3~5呼吸キープする。

ひざの位置がズレると、からだに負担がかかるので、ひざはかかとの真上で正面に向けます。また、呼吸が浅くなりやすいので、胸を開いてゆっくり呼吸することを心がけましょう。
 

バッタのポーズ

 

  1. うつ伏せになり、両腕はからだの横に置く。おでこは床につけて、両足は腰幅程度に開く。
  2. 息を吸いながら脚、胸、腕を持ち上げる。脚は片方ずつ持ち上げて、指先とつま先を後ろにしっかり伸ばす。
  3. 目線は正面に向けて、3~5呼吸ほどキープする。

勢いで腰を反らすと腰痛の原因になります。お尻、内ももに力を入れて無理のない範囲で行いましょう。からだをうまく持ち上げられない場合は、上半身と両腕は床につけたままで、下半身のみを持ち上げてみてください。両手でしっかり床を押すと、実践しやすいですよ。
 

はなわのポーズ


 

  1. 両足を腰幅よりやや広めに開いて立つ。つま先は斜め外に向ける。
  2. 上半身を前に倒して、両手を足の前につく。ひざは曲がってもOK。
  3. ゆっくりひざを曲げながら腰を下ろす。
  4. 背筋を伸ばして両手を胸の前で合わせる。
  5. 3~5呼吸ほどポーズをキープする。

お尻の穴をキュッと締めて、ひじで脚を外側へ押しながら股関節を開きます。肩に力が入らないように首を長く保ちましょう。

更年期の頻尿にはヨガ×漢方薬のWアプローチ

頻尿が気になる人には、ヨガに加えて漢方薬の使用もおすすめです。漢方薬のなかには、頻尿に効果が認められており、泌尿器科などで処方されているものもあります。頻尿には膀胱の機能や筋力の低下、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどにアプローチしてくれる漢方薬を選ぶのが大切です。

具体的には下記のような働きのある漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。

  • 弛んだ筋肉を引き締める
  • 膀胱の機能を正常化する
  • 自律神経の乱れを整え、排尿のコントロールを改善する
  • ホルモンバランスの乱れを整える

漢方薬は、一般的に副作用が少ないといわれており、頻尿の解消だけでなく予防も期待できます。毎日決められた量を飲むだけで続けやすいので、少しでも気になる人は、まずは試してみてはいかがでしょうか。

頻尿におすすめの漢方薬

八味地黄丸(はちみじおうがん)
 

疲れやすく、手足の末端の冷えがある人に。尿漏れのほか、排尿困難、倦怠感、腰痛、口の渇きなどにも用いられます。

【参考】
くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ八味地黄丸エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=7876

清心蓮子飲(せいしんれんしいん)


水分代謝を調整し、余分な水分を排出する作用や、炎症を鎮め、尿路の機能を正常化する作用によって頻尿を改善します。

【参考】
くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ清心蓮子飲エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=9584

初めて漢方薬を購入する場合は、選び方に悩んだり、副作用に不安を感じたりする人もいるのではないでしょうか。そんなときは、スマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のようなオンラインサービスを利用してみるのもおすすめです。漢方のプロが体質に合った漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。

セルフケアで更年期の頻尿予防をしよう

今回は頻尿にお悩みの人におすすめのセルフケアをご紹介しました。ヨガと漢方を両方実践するのが効率的ではありますが、まずは自分に合った方から初めてみるのもいいでしょう。ただし、すでに頻尿で生活に大きな支障が出ている場合は、まずは専門の医療機関を受診してくださいね。

解説・執筆者
ヨガインストラクター
高橋 かなこ
RYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとして、2021年からオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験や自身のダイエット成功経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン、美しい体を作るため食の大切さや思考について精力的に情報発信を行っている。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。