冬の落ち込みをやわらげる「ムードフード」とは
冬がきて、日が暮れるのが早くなり、寒さも厳しくなってくると、気持ちまで落ち込んでくることがあります。そんな気分を高めるために注目されている概念に「ムードフード」があります。
ムードフードとは、不安や緊張を和らげたり、睡眠の質を高めたりと、感情面で効果が期待できる成分を含んだ食品を指します。代表的なものとして、リラックス効果のあるハーブティーや、睡眠を助けるGABA(ギャバ=ガンマ-アミノ酪酸)、ストレスケアの乳酸菌などがあります。食べるものに、感情面の改善を期待することがトレンドになっているのです。
海外では、ピザ専門店がブルーマンデー(月曜日の憂鬱)を改善するために「気分を高めてくれるピザ」を開発したり、航空会社が「旅行客をリラックスさせるメニュー」を作ることなどが話題になっています。緑茶をオフィスに取り入れ、仕事効率を高めた事例もあります。
私たちの身近でも藤井聡太八冠のランチや五輪選手のおやつなど、「勝負めし」が注目されることがあります。これもある意味、ムードフードと言えそうです。少し前には「ストレスケアを謳ったチョコレート」も話題になりました。
免疫ケア兼ねたムードフード発見
最近の新商品で、ムードフードを探していたところ、スーパーでKIRIN「おいしい免疫ケア ヨーグルトテイスト」を発見しました(139円で購入)。「健康な人の免疫機能の維持をサポート」「プラズマ乳酸菌1000億個」と書かれています。「免疫」で機能性表示食品をとった日本初の商品です。
免疫ケアというキーワードから、私たちの多くが期待するのは、「元気に毎日を過ごせること」です。乳酸菌の働きももちろんですが、予防の意味やお守りのような気持ちで、「とりあえず飲んでおこう」と飲む人も多いはずです。
この商品は、さわやかな酸味とほどよい甘味の乳飲料です。原材料は砂糖が一番多く含まれますが、1本50キロカロリーとさほどカロリーは高くありません。
「免疫ケア」というキーワードを見ながら飲んでいたら、なんだか元気が増したような気になってきます。これからの時期、毎朝継続的に飲むことで、より効果が期待できそうです。
同シリーズには、睡眠の質向上と書かれたGABA配合の「おいしい免疫ケア睡眠」もあります。睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つことが報告されているGABAの力でぐっすり眠れるという強い味方です。
その食品によって気持ちや感情面も整えてくれるムードフードには重要な働きがあります。みなさんにとってのムードフードをぜひ見つけてみてください。