夏の水分補給に役立つ夏野菜
「夏の食べ物」と聞いて、スイカやきゅうり、トマトなど夏野菜をたらいに入れ、冷水で冷やして食べたことを思い出すのは、昭和世代でしょうか。今どきは冷蔵庫でキンキンに冷やした野菜かもしれませんが、この時期にスイカやきゅうり、トマトなどの夏野菜が好まれるのは変わっていません。
「旬の野菜は薬」と言われるように、季節の野菜を食べることは、おいしさだけでなく、栄養面においても重要です。熱中症予防の体調管理として、水分のこまめな摂取、体を適温に冷やし、熱を発散させること、塩分などミネラルの摂取などが必要です。そう意識していても、水を飲むのが苦手だったり、飲み忘れてしまうこともあるでしょう。
スイカ、きゅうり、トマトなど、つるがあったり、ぶら下がって実がなる野菜は、水分を豊富に含みます。夏場は水分摂取の必要性が喚起されますが、こうした野菜を取り入れることは、必要な水分を摂取することにつながります。
また、汗とともに排出されてしまうカリウムなどのミネラルも豊富です。水分が多い分、カラダを冷やす働きがあり、外気や太陽光でほてったカラダを適温に戻し、熱中症の予防になります。
食事のタイミングで水分を補充するという意識は重要です。主食である米は水分を多く含み、炊いた米飯の60%は水分です。一方、パンは25%ほどです。
コンビニできゅうり1本丸ごと販売
夏場に、冷汁やお茶漬けなどで米を食べることは、のど越しの良さや食欲増進だけでなく、水分の摂取、塩分の適切な摂取につながります。その際、きゅうりのスライスや漬物などを加えることも理にかなっているわけです。
ファミリーマートで「冷やし胡瓜一本漬け」を発見しました(168円で購入)。縦長のパッケージに入りサラダチキンなどと並んで売り場に下がっています。パッケージの中には、ヘタの部分を切ったきゅうりの漬物が1本入っています。コンビニで、きゅうりが1本丸ごと売られているのは驚きです。
食べてみると、ほどよい塩味で、そのままポリポリと食べられます。冷やされたきゅうりは食感がよく、あっという間に1本を食べ切ってしまいました。
外出先や仕事中に、生のきゅうりをかじるのは抵抗がありますが、こういう商品なら、食べたいときに買い、デスクや公園のベンチなどで食べてもそれほど違和感はなさそうです。気になるカロリーは、100グラムあたり14キロカロリー。食塩相当量も、1.8グラムとさほど高くはありません。
まだまだ暑さの続く夏、夏の食材の助けを借りて乗り越えていきましょう。