「健活手帖」では、50歳からの女性の「健康」と「美」を考える座談会をスタートしました。その第１回の参加者は、千葉県で肌育エステのプライベートサロンを経営する東川真理さんと４人のお仲間。皆さん、「美」の専門家で、年齢を感じさせない美肌とスタイルの持ち主ですが、その裏には人知れず「肌や加齢と闘う日々」があったのだとか。美しい大人女性たちがスキンケア・エイジングケアについて本音で語り合いました。
【ご参加いただいたのはこちらの4人】
東川真理（あずまかわ・まり）
54歳。エステサロンオーナー。正次郎鋏刃物工芸家の長女。航空会社勤務後、NPO代表などを経てエステサロンを開院し、ボディメイクコンテスト「ベストボディ・ジャパン」で入賞。保護犬活動にも参加して生涯健康美容を目指している。
石原麻友実（いしはら・まゆみ）
39歳。着付師、モデル。芸術鑑賞、着物、ゴルフ、ヨガを楽しみ、韓国ドラマも好き。飼い猫に癒やされて日々楽しく過ごしている。美白、美肌になるために日々のお手入れは誰にも負けないママ。
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原田葉子（はらだ・ようこ）
55歳。肌育アドバイザー（フェイシャルエステ）。趣味は、音楽鑑賞と料理。推し活が何よりの生き甲斐で、ライブ遠征で全国を飛びまわっては、おいしい物を食べ歩き、人生をエンジョイしている。
神津知美（こうず・ともみ）
45歳。フェイシャルエステシャン。化粧品販売員。乗馬、ドルフィンスイム、ゴルフ、旅行が好きでほぼ毎月色々な所へ出かけています。日々楽しく暮らす事をモットーに。お酒も大好きです。
黒坂沙由理（くろさか・さゆり）
41歳。社長秘書、コーチング、ライフオーガナイザー、キッズチアコーチ、フリースクールスタッフと、いろいろなことをやっている。子供の頃から歌うのが大好き。今もママさん合唱団やチャリティーコンサートで楽しく歌っている。
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進行：美容アドバイザー 荒牧聡子
広告代理店、アパレルを経てIT会社産休中。ダイエット目的で始めたパーソナルトレーニングの結果、ベストボディ・ジャパン2021年度総合優勝を果たす。現在は子育てをしながら健康的なダイエットレシピをInstagramアカウントで配信中。
美肌になるスキンケアの話
しっかりクレンジングでメイクが楽しくなった
聡子：皆さん、お肌のトラブル解消や予防のための努力をなされていることがよくわかりました。では、そうしたトラブルなどを踏まえて、美肌のためのスキンケア対策についてお話をお聞かせください。皆さんは、お肌ケアをどうしていらっしゃいますか？
黒坂沙由理さん（さゆりさん）：クレンジングが大事ですね。鼻やあごのざらざらがすごく気になります。人の先端って目がいきますよね。そこをとにかくどうにかしたかった。それでクレンジングをしっかり毎日することで、汚れが全然つかなくなったんです。お化粧ノリも良くなりました。
そうしていたらメイクも楽しくなって、本当は全然上手ではないのにメイクが上手になった気分になるくらい。メイクをしない日でも、脂が出るしホコリもついたりします。その脂・汚れをしっかり取る（クレンジングする）ことで、お肌の土台が整うと思います。
聡子：なるほど！ クレンジングってそんなに重要なんですね。まずはクレンジングで肌のよごれをしっかり取ることが美肌にとって大事なんですね。メイクをしない日でも脂が出たりすると聞いていましたが、本当なんですね。
東川真理さん（まりさん）：55歳になるので、疲れが特に目元に出やすいんですよ。なので、真皮を育てるコラーゲン系をしっかりケアしています。それと瞳が被ってくるので、かぶらない目元のケアをしています。
聡子：疲れがお顔に出ると、まずはそこをなんとかしたいですよね。老けたくないですよね～。葉子さんはどうですか？
原田葉子さん（ようこさん）：美白に力を入れていますね。美白の知識を深めて、美白に対してより惚れ込み、ケアに集中しています。即効性のある美白のシートマスクで集中ケアしたり。実はこの年齢でも私、推し活しているんです。そのために美白を頑張っています。
推し活のために集中美白ケア
聡子：推し活！ そういった非日常的な感情は女性には大事だと思います。女性ホルモンですよね。ちなみにどんな方ですか？
ようこさん：ピアノの某ソロアーティストです。イベントがある日は大事な日なので、2週間前からカウントダウンして毎日、美白ケアを集中して行っています。
聡子：美容はもちろん大事ですが、そういった（推し活）エッセンスこそ、大事ですよね！ ようこさん、推し活のお話をされている時、今日一番のイキイキしたお顔をされています。やはりいい影響になっていますね。
ようこさん：はい、そうなんです！ 女性ホルモンが活性化し、より美しくなる気がします（笑）
聡子：女性ホルモン～、どんどん出していきましょう。
神津知美さん（ともみさん）：私はよくお酒を飲むことが多いんですが、昔は飲んじゃうとメイクを落とさず寝ちゃったりしていました。
聡子：お酒ね…わかります。メイクを落とせなかった次の日のあの後悔、大変なんですよね～。
ともみさん：さすがに40歳を超えてくると、メイク落とさずに寝ると危険なので、最近は毎日クレンジングをすることを心がけています。朝晩は必ず洗う。あと、少し気持ちが沈んだりする日もクレンジングするんです。
聡子：えっ、沈んだ時もクレンジングされるんですか？
ともみさん：肌も復活するし、表情も気分も明るくなる。クレンジング効果絶大です。お酒をなかったことにできる（笑）
年を重ねると「楽しい悩み」が増える!?
石原麻友実さん（まゆみさん）：私は保湿＆肌の透明感重視です。常に化粧水を顔にシュシュと振って潤いを与えています。保湿して、艶が出るようにするのがポイントです。
聡子：常に化粧水を振るのはいいと聞きますね。艶感、大事ですよね。それにしてもクレンジング重視の方、多いですね。そのクレンジング方法、気になりますね。
まりさん：皆さん、ゴシゴシ洗顔していませんか？ それも間違った肌ケアなんですよね～。あとは、うまくストレスを発散することも大事。それと、シミができたり、くすんじゃったりするのは代謝が悪くなっているせいだから代謝を良くすること。それと、「菅ケア（血管ケア）」で老廃物を流しやすくするやり方も知りました。このやり方を気にするようになってから、少しずつ変わってきたかなと思っています。とにかくメンテナンスが大事ですね。
聡子：洗顔のゴシゴシはダメだとよく聞きますね。でも、ゴシゴシしちゃいますね～。まりさんはどのようにされてるんですか？
まりさん：お肌に注目して自分を知ることですね。最初から完璧にはできませんが、気にしていると習慣になってくる。習慣になると気づくので、だんだん良くなってくる。昔はあんな悩みがあったけど今はないな、とか。次は一個上のレベルの悩みに変わっているんですよね。それって、年を重ねても楽しめるな、と。年を重ねたことで、楽しめる悩みに変わってきているなと思いますね。
聡子：深いですね～。習慣化するのは大変ですけれど、何事も毎日の積み重ね、習慣が大事ですね。年を重ねても楽しめるという考え、素敵です！