パクチーの好き嫌いは遺伝子レベル、の論文も
世の中には好き嫌いがはっきりと分かれる食材があります。そのなかの代表格といえるのが「パクチー」です。これほど、大好きと大嫌いの両極に分かれてしまう食材は珍しいかもしれません。
パクチーが嫌いな人にとって、独特の香りがカメムシやせっけんの香りと感じることも多いようですが、これは遺伝子レベルにも関わる好みだ、という論文もあります。
パクチーは地中海沿岸が原産の香味野菜で、コリアンダー、シャンツァイ(香菜)など多くの呼び方があります。中国、タイ、ベトナム、中東、メキシコなど世界各国で使われています。日本では生で食べるイメージが強いのですが、炒め物やスープ、ソースに加えたり、煮込み料理の香りづけなどにも使われます。
パクチーをはじめとするハーブ類は、夏の日差しからのダメージを修復してくれる抗酸化ビタミンを多く含みます。また、ハーブの香りには食欲増進効果があり、夏には最適な野菜といえます。
栄養価も豊富で、むくみを改善するカリウムは590ミリグラム(100グラム中の数字、以下同)、女性に不足がちな鉄は1・4ミリグラム、葉酸69ミリグラム、抗酸化ビタミンのひとつベータカロテンは、1700マイクログラム含まれます。
フレッシュネスバーガーの“パクチーバーガー”
フレッシュネスバーガーで、パクチーを心ゆくまで堪能できるハンバーガーが、7月18日まで販売されています。「パクチーチキンバーガー グリーンカレー」「パクチーチキンバーガー トムヤムクン」(それぞれ、パクチー6倍840円、パクチー3倍690円、パクチー1倍590円、1倍のパクチーをリーフレタスに変更590円)があります。パクチー3倍の「パクチーチキンバーガー グリーンカレー」を注文してみました。
他の食材が見えなくなるほど、どっさりと入ったパクチーは、好きな人には最高のハンバーガーといえそうです。写真映えを狙ったバーガーに見えるかもしれませんが、食べてみると、ほどよい辛さとココナツの甘さが感じられるカレーに、揚げたてのチキン、なす、角切りにしたフレッシュトマトなどがあわさり、バンズとの相性が抜群です。最後にパクチーの爽やかな香りが口いっぱいに広がる、まさにパクチー好きのためのバーガーです。
3倍より上のパクチー6倍を頼んだところ、さすがにパクチーが大量すぎて挟むことができないのか、カップで別添えされ、「追いパクチー」ができるようになっていました。また、パクチー嫌いの人も楽しめるようにリーフレタスへの変更ができるなどバリエーションも豊富です。
まもなく販売期間が終わりますが、パクチー好きの人は、試してみる価値がありそうです。