頭痛 漢方 おすすめ記事 漢方でエイジングケア

3日で頭痛が消えた! 更年期障害に悩む女性の救世主とは?

3日で頭痛が消えた! 更年期障害に悩む女性の救世主とは?
エイジングケア
文字サイズ

「最近頭痛が続いている」
「この頭痛は何が原因なの?」
「受診するべき?」

このような疑問や悩みをかかえていませんか?

更年期の頭痛には、頭を締め付けられるようなものや吐き気を伴うものもあります。更年期に頭痛が起きた場合、病院を受診するのがおすすめですが、痛みを軽減するためのセルフケアもあわせて行うと効果的です。

今回は、頭痛の種類や原因、そして自宅でできるセルフケアをご紹介します。

 

頭痛の種類によって違う症状と原因

頭痛にはさまざまな種類があります。ここでは、頭痛の種類ごとに原因や症状をご紹介します。

片頭痛


片頭痛は頭の片側もしくは両側に痛みが生じる頭痛で、痛みは4時間から数日ほど続くことがあります。頭痛に加えて、吐き気がしたり光や音に敏感になったりすることもあります。

血管の拡張やストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどが原因といわれています。

緊張型頭痛


緊張型頭痛は、頭全体や頭の後ろ部分に鈍い締め付け感や圧迫感を感じる頭痛です。更年期に起こりやすいとされており、場合によっては吐き気を伴います。

精神的ストレスだけでなく、身体的ストレス、眼精疲労などが原因とされています。

群発頭痛


群発頭痛は、周期的に激しい痛みが発生する頭痛です。眼の周辺から前頭部、側頭部など比較的頭の前の方に痛みが生じ、数週間から数カ月にわたって繰り返されます。

原因はまだ完全に解明されていませんが、神経の過剰な刺激が関係しているとされています。

自分でできる頭痛の緩和方法

ここからは、頭痛を緩和させるために自宅でできるセルフケアをご紹介します。

頭痛によく効くツボ


ツボを指でゆっくり押したりマッサージしてみましょう。血流の改善や頭痛の緩和が期待できます。

太陽ツボ

眼精疲労やそれに伴う頭痛におすすめです。こめかみからやや目尻寄りの部分にあります。

合谷(ごうこく)ツボ

肩こりや頭痛におすすめです。血圧を下げる効果もあるとされています。親指と人差し指の付け根にあります。

アロマテラピー


アロマテラピーは、更年期に多い緊張型頭痛や片頭痛におすすめです。ラベンダーやペパーミント、ユーカリやネロリなどリラックス作用のある精油が効果的です。

アロマディフューザーだけでなく、加湿器や温かい蒸しタオルに垂らして使うこともできます。

漢方薬は頭痛にもおすすめ

更年期における頭痛の改善には、日本頭痛学会の「頭痛の診療ガイドライン2021」でも推奨されている漢方薬がおすすめです。

漢方薬は、痛みの症状だけでなく根本改善を目的としており、実際の医療現場でも使われています。

更年期になると、女性ホルモンの減少に伴い、血管を収縮させるセロトニンという脳内ホルモンが減少し、結果として脳血管を拡張させて頭痛を起こしやすくすると考えられています。

また、ホルモンバランスの乱れ以外にもストレスや血行不良、冷えなども原因とされています。

更年期の頭痛には、

  • 加齢や冷えによるホルモンバランスの乱れを整える
  • 自律神経の乱れを整えてストレスを緩和する
  • 血流をよくして脳に酸素や栄養を届ける


といった生薬などを含む漢方薬を選びます。

自律神経を整え、血流をよくすることで疲れにくくなるため、頭痛だけでなく肩こりや冷えなど更年期のさまざまな不調を同時に改善することが期待できます。

更年期の頭痛を改善するには以下のような漢方薬がおすすめです。

更年期の頭痛におすすめの漢方薬

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血行を改善し、頭にたまった熱を冷ますことで頭痛を緩和します。疲れやすく冷えや貧血などが気になる方に。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)


血流の流れをよくすることで、頭にたまった余分な水分を取り去り頭痛に働きかけます。のぼせがあり、下腹部に圧痛を感じる方に。

漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているかです。うまく合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家に力を借りるのがおすすめです。

漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。相談もスマホで完結するので、対面では話しにくい悩みも気軽に相談できます。

更年期の頭痛もセルフケアで軽減


つらい更年期の頭痛も、うまくセルフケアすることで軽減が期待できます。

ツボ刺激やアロマテラピーを実践しながら、漢方薬で体質改善を行うなど、からだの内側と外側からアプローチすることがおすすめです。

つらい頭痛が続く場合は、我慢せず医師の診察を受けるようにしましょう。
 

解説・執筆者
あんしん漢方薬剤師
藤田 佑莉
北里大学卒業後、産婦人科門前の調剤薬局で働く中で、女性特有の不調に悩んでいる人が多いと実感。漢方薬による根本治療の大切さを広めたいと考え、精度の高い漢方をお手頃価格で提供する「あんしん漢方」で薬剤師としてサポートを行う。