洗顔はスキンケアの基本、乾燥しやすい更年期だからこそ洗顔を大切にしたいですね。その理由とおすすめの洗顔法を紹介しましょう。
更年期には肌の乾燥が進んでいくのはなぜ?
更年期には、肌が乾燥する要因が増えていきます。主なものは、以下の3つです。
- 肌をしなやかに保つエストロゲンの分泌量が減少し、肌の保湿機能が低下する。
- 保湿機能の低下にともなって、肌のバリア性が下がるので、ちょっとした刺激にも過敏になり、トラブルがおきやすく荒れやすくなる。
- 精神的な揺らぎでイライラしたり眠れなかったりして、肌のバランスが乱れる。
これらの要因が、複合的に作用して更年期の肌は乾燥しやすくなり、バリア機能も下がっていきます。
若いころとは違う更年期ニキビの原因
ニキビは、皮脂や角質が毛穴に詰まって炎症を起こしたものです。ニキビは年齢によって、原因や対策方法が違います。更年期のニキビは肌のパワー不足が原因です。皮膚機能を補うために過剰な皮脂が分泌され、詰まって炎症をおこしているのです。
ストレスや睡眠不足、食べ物の影響を受けやすいのも、肌のチカラが足りない証拠。肌のバリア機能を向上させ、細菌の汚染を受けにくい肌にパワーアップすれば、ニキビができにくくなります。それには保湿が最も大切です。
洗顔が大切なのは更年期も変わらない
洗顔は、酸化した皮脂汚れやメイクなどを落としてくれ、血行を促進して肌の新陳代謝を高めてくれます。ターンオーバーも進みやすくなり、くすみの元となる古い角質やニキビの原因となる皮脂詰まりを防ぐ大切なスキンケアです。そのうえバリア機能を維持する保湿も考えた洗顔なら、年齢を重ねても生き生きとした印象の肌が目指せるでしょう。
40代・50代の洗顔選びは「保湿力」「潤い成分配合」に着目
40代・50代の洗顔には保湿成分がかかせない
乾燥が気になり始める40代・50代では、洗顔にも保湿が必要です。具体的な成分としては、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなどがあります。他にも、販売されている洗顔料には肌の新陳代謝をうながす成分や、シミ・くすみの悩み対策ができる成分も配合されていますが、まず保湿力で選びましょう。
アミノ酸系の洗顔料は潤いを残しながら洗いあげる
アミノ酸は肌が本来持っている天然のうるおい成分です。アミノ酸洗顔料の多くは「やさしい洗浄力」と「低刺激」が魅力です。洗顔後の肌のつっぱりが少なく、必要なうるおいを残して洗い上げてくれるので、更年期世代の方におすすめしたい成分です。
アミノ酸系洗顔料は名前で選ぶ
洗顔料に配合されているアミノ酸系の界面活性剤には多くの種類があり、なかには洗浄力が強いものもあります。現在販売されている製品に配合されているアミノ酸系の界面活性剤のうち、洗浄力がマイルドでしっとりしやすいアミノ酸系の界面活性剤には、成分名称の真ん中あたりにアラニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、タウリンのどれかの名前が入っています。商品選びの参考にしてください。
全成分表示で配合量にも注目して選ぶ
アミノ酸系の界面活性剤の含有量が少なくても、アミノ酸系として販売されている製品もあるので注意が必要です。化粧品の全成分表示では、配合量の多い順番に成分名が記載されています。全成分表示で最初のほうにアミノ酸系界面活性剤が含まれているのを確認して購入しましょう。
エイジングケアが気になる40代・50代におすすめの洗顔料8選
40代・50代に評価の高い商品をご紹介します。幅広い価格帯の商品をラインアップしましたので、自分にあった洗顔料選びの参考にしてくださいね。
ヘレナルビンスタイン「ピュア リチュアル ケア イン フォーミング クレンザー」<容量/125mL 参考小売価格/8,580円(税込)>
マシュマロのような弾力とムースのようにきめ細かい濃密泡
日本人に合わせて開発された洗顔料。肌の油水分バランスを保ちながら、なめらかで輝きのある肌へ導きます。メーカーサイトはこちら
クレ・ド・ポー ボーテ「ムースネトワイアントAn」<容量/140g 参考小売価格/6,600円(税込)>
上質な泡で贅沢に洗いあげるしっとりタイプの洗顔フォーム
うるおい成分としてWヒアルロン酸を配合。天然由来のアミノ酸を含んだ濃密な泡が肌を優雅に包み込み、しっとりとした肌に洗い上げます。メーカーサイトはこちら
ドクターシーラボ「ジェノマーフェイシャルフォーム」<容量/100g 参考小売価格/4,400円(税込)>
落とすことから始まる、肌年齢の新たなる可能性
ドクターシーラボの最上級ブランド。肌自らが美しさを目覚めさせるという新しいアプローチを取り入れ“洗顔料”を進化させました。メーカーサイトはこちら
花王「ソフィーナ iP リニュー ムース ウォッシュ」<容量/200g 参考小売価格/3,630円(税込)>
100%炭酸ガスの噴射剤が作り出す濃密な泡の洗顔料
古い角質のために、くすんで暗く見える肌も、洗うたびうるおって、明るい素肌に整えます。洗顔後も、保湿成分が肌にとどまる「モイストキープ処方」。メーカーサイトはこちら
カネボウ「リフレッシング クリーミィ ウォッシュa」<容量/130g 参考小売価格/2,750円(税込)>
洗顔するのが楽しみになるほどのすばやい泡立ち
濃密で、きめ細かな泡が毛穴の汚れなども包み込んで落とす洗顔料です。うるおい感は残しながらも、くすみの原因となる汚れや古い角質をオフ。洗い上がりは手に吸いつくような、しっとりしてやわらかく明るい素肌に導きます。メーカーサイトはこちこちら
ガミラシークレット「ゼラニウム ソープ」<容量/115g 参考小売価格/2,530円(税込)>
石けんの形をした「美容液」のようなスキンケアソープ
植物の美容成分をたっぷりと凝縮。余分な汚れだけを落とすと同時に、肌のバランスをしっかりコンディショニングして、しっとりやわらかな透明感のある肌へ導きます。メーカーサイトはこちら
ファンケル「ディープクリア洗顔パウダー」<30個入り1箱 参考小売価格/1,980円(税込)>
毛穴の汚れ・黒ずみ・角栓を落としながら、肌のうるおいもキープ
酵素洗顔でありながら、アミノ酸系洗浄成分が肌本来のうるおいを守りながら毛穴の汚れをしっかり落とし、うるおいのある肌に導きます。メーカーサイトはこちら
ニベア「クリアビューティー弱酸性泡洗顔 もっちり美肌」<容量/150mL 参考小売価格/594円(税込)>
肌水分を流さずもっちり美肌に洗い上げる弱酸性泡洗顔料
保湿成分配合で、きめ細かいクリーム泡で、さっぱり洗い上げるのに、しっとりもっちり美肌に。アミノ酸系マイルド洗浄成分であるココイルグルタミン酸Na配合。メーカーサイトはこちら
洗顔でエイジングケアを始めよう。
洗顔は、すべてのスキンケアの基本となるお手入れです。エイジングケアも洗顔から始めるといいでしょう。この記事で紹介した洗顔料の選び方や商品を参考に、今日からエイジングケアを始めましょう。