指先の傷やささくれ、唇や口内にできた傷、コンタクトレンズに感じる違和感…、ほんの小さな「いつもと違う」なのに痛みや不快感にとらわれて生活や仕事に集中できないときがあります。
気にしない、と割り切れないのですよね。小さいからこそモヤモヤ気にかかるのか、はたまたよく動かす神経が集中する場所だから敏感になってしまうのか、理由はひとつではなさそうです。
「あーもうっ」とモヤモヤにかまけて投げ出したくなる前に、傷やささくれには液体絆創膏を塗布(絆創膏だとそれもまた貼り具合やコンディションが気になってしまうため、痛みに堪えて液体絆創膏です)して、口の周りにはクリームや殺菌スプレーでアプローチ、コンタクトレンズはいったん外して洗浄液で洗ってから目薬でゴロゴロモードをごまかしながら、何とか「今を集中して生きる」ためにできることはしています。
私の場合、逆さまつげのため、まつげと眼球の距離が近すぎるらしく、コンタクトレンズの違和感を覚えやすいようで…損な体質ですよ。視力もまさかの0.02ですし。その代わりといってはなんですが、コンタクトレンズをしていないときにかけるメガネをあれこれ選ぶ楽しみはありますが。
若い頃は「髪形が決まらない」「肌が荒れててへこむ」「まつげが上がんないからテンションが下がる」なんてオシャレや美容に対する「いつもと違う」を、教室内でぼやき合っていた子たちもいたのをふと思い出しました。お年頃で身なりチェックに敏感なグループって必ずクラスに存在していましたよね。
気候や体質、ホルモンバランスなどに左右されて、思うようなアガる自分を作れないのがかなり不満だったようです。
高校時代、件の彼女たちはそんなキマらない状況を嘆いて「ブルー入るよねぇ」「超ブルー」「ブルーやばい」などとブルーと表現していた記憶があります。
ちなみにこのブルーがネガティブや憂鬱な表現に使われる由来は諸説ありますが、有力な説をひとつ。
大昔、奴隷として強制労働に駆られる人々が「晴れている=空が青い=そんな日は労働内容がキツい」という流れがあったのだとか。だから晴れてブルーな空を見ると気持ちがずーんと落ち込むことが発端説らしく…。この由来悲しすぎます。