「同じ夏バテと言っても人によって違う気がする」
そう思ったことはないですか? お友達が教えてくれた夏バテ対策を始めたのに、あまり効果がなく、逆にバテてしまったという人もいます。夏バテ対策の3本柱は食事・入浴・睡眠ですが、人によって方法はやり方は異なります。
この記事では、夏の疲れを大きく4つのタイプに分け、それぞれの特徴と対策をご紹介します。
夏の疲れは人それぞれ
夏の疲れの原因や症状は人それぞれです。自分の疲れのタイプを知ることで、効果的な対策が見つかります。ここでは、漢方の考え方をもとに夏バテのタイプを大きく4つに分けました。それぞれ対策のしかたが違うので、自分にあった方法を見つけてみてください。
自分の夏バテのタイプをチェック
まずは、自分の疲れのタイプをチェックしてみましょう。タイプ別に質問を用意しました。4つ以上があてはまるのが、あなたのタイプです。
①自律神経の乱れが夏バテを呼ぶ「混乱タイプ」
- ストレスにさらされている
- 冷房のかかった部屋から出たり入ったりすることが多い
- 気分転換したいのに上手にできない
- 気がつくとイライラしている
- ドカ食いをしたり食べなかったりする
- 便秘や下痢を繰り返している
- 憂鬱だったり元気だったりする
- なんとなく胸が詰まって息が浅い
②栄養不足と血行不良が疲れを呼ぶ「めぐり不足タイプ」
- 手足が冷たくなりやすい
- 肌が乾燥している・くすみが気になる
- 抜け毛や髪のパサつきが気になる
- 爪が割れやすい
- 肩がこる
- 冷房が嫌い
- 立ちくらみやめまいを感じる
- 熟睡できないせいか寝た気がしない
③バテがバテを呼ぶ「無理しすぎタイプ」
- 休む暇がないと感じる
- 朝起きるのがつらい
- 動くとすぐに疲れてしまう
- 風邪をひきやすいタイプだ
- 集中力が続かない
- 胃もたれを感じやすい
- 汗を書くだけで疲れる
- 体がだるく、やる気が出ない
④水が体にたまる「むくみタイプ」
- 朝起きると顔やまぶたがむくんでいる
- 曇りの日や雨の日は体調が悪い
- 汗をたくさんかく
- 靴下の跡がクッキリと残る
- トイレの回数が多い
- 頭が重く感じることがある
- 疲れが取れにくい感じがする
4つ以上チェックが付いたタイプが複数ある場合は、混合タイプと判断しましょう。
それぞれの疲れのタイプによって、夏バテ対策は変わります。疲労回復を助ける栄養素のイミダゾールペプチドも取り入れながら、自分にあった夏バテ対策をしましょう。以下、各タイプを詳しく紹介します。
自律神経が乱れて疲れる「混乱タイプ」は「気滞」
混乱タイプは、自律神経の乱れが原因で夏バテになっているタイプです。漢方でいうと「気滞」と呼ばれ、エネルギーはあるのに全身にいきわたっていない状態とされます。
混乱タイプの夏バテは自律神経から
ストレスや不規則な生活や、温度差が大きいところを行き来していると自律神経が乱れやすく、疲れやすくなります。
混乱タイプは、精神的な疲労が身体に現れやすく、疲れてくるとイライラや不安感が強くなります。また、自律神経は体のバランスを整えていますから、夏バテで消化器系の不調や肩こり、頭痛などの症状を感じる人もいます。
混乱タイプの夏バテ対策ポイント
混乱タイプの夏バテ対策は自律神経を整えることです。具体的な方法を紹介します。
規則正しい生活を心がける
もともとはエネルギーがある「混乱タイプ」ですが、夜更かしをしたりドカ食いをしたりしすると自律神経が乱れる悪循環に陥ります。
従って、混乱タイプの場合は毎日の生活リズムを大切にすることが夏バテ対策になります。同じ時間に寝るようにして、暴飲暴食を避けましょう。
リラックスすることを大切に
自律神経が乱れるとは、アクセルやブレーキの調子が悪い車に乗っているようなもの。暑いと交感神経が優位になり暴走しがちなので、こまめにリラックスする時間をとりましょう。
ゆっくりと入浴する、寝る前にストレッチやヨガで呼吸を整えるなどの生活習慣がおすすめです。
また、趣味や軽い運動でストレスを発散してストレスをため込まないことも大切です。
食事はバランス重視・サプリも利用して
食事は栄養バランスを心がけましょう。食事だけでまかなえない場合、疲労回復に役立つイミダゾールペプチドのサプリは頼れる存在です。ストレスを軽減するGABAなどのサプリも利用すれば早めに疲れをリセットして自律神経のバランスを整えやすくなります。
栄養不足と血行不良からエネルギー不足になる「めぐり不足タイプ」は「血虚」「於血」
栄養不足や血行不良が原因で体内のエネルギーが不足し夏バテにつながる「めぐり不足タイプ」は、漢方で言う「血虚」「於血」にあたります。
血液の流れが悪くなり夏バテに
めぐり不足タイプは、全身に血液が十分に循環せず栄養がいきわたっていないタイプです。髪や肌、爪にも元気がありません。冷えに弱く、冷房が強いところが苦手で元気がなくなってしまいます。
めぐり不足タイプの夏バテ対策ポイント
めぐり不足タイプの夏バテ対策のポイントは血液と循環です。以下のようなポイントに気を配りましょう。
冷やさないように対策を
めぐり不足タイプは冷房に弱く、めまいや食欲不振につながることもあります。足元を冷やさないのも大切で、足を出すファッションやサンダルには要注意。ひざ掛けなど寒さ対策を忘れないようにしましょう。
食事は鉄分やビタミンを意識して
めぐり不足タイプは、血液が端々まで届くように鉄分やビタミンを意識したバランスの良い食事を大切にしましょう。ヘム鉄を多く含むレバーや牛肉、ラム肉、カツオ、アサリ、シジミなどは、鉄分不足にはうれしい食材です。体を循環させるには潤滑油の役割を果たすビタミンB群も大切。サプリも利用してしっかり摂取しましょう。
適度な運動や入浴で血行をよくする
血行を良くするには、運動や入浴も大切です。ウオーキングやストレッチなどの軽い運動で体の血液を循環させましょう。
お風呂はゆっくり。汗をかき、芯から温まるまで時間をかけて入りましょう。
バテがバテを呼ぶ「無理しすぎタイプ」は「気虚」
無理しすぎタイプは、もともとあまり強健ではないのに気持ちばかりが空回りして夏バテするタイプです。漢方では「気虚」といわれる体質にあたります。
無理して元気を出そうとすると夏バテに
無理しすぎタイプの人は、もともとあまり体力がなくエネルギーが不足しているタイプです。夏になると暑さで体力を奪われます。体力がないことを自覚しているのですが、「頑張らなくては!」と無理しがちです。スタミナをつけようとして余計疲れるという悪循環になつことも多いようです。
無理しすぎタイプの夏バテ対策ポイント
無理しすぎタイプの夏バテ対策は、当たり前のことですが無理しないことが大切です。特に気をつけたいポイントを紹介します。
休息を大切にする
無理しすぎタイプは、他の人より休息が必要です。汗をかきすぎないように注意して、無理をしないこと。睡眠もリラックスできるグッズなどを利用して、質の良い睡眠を取るよう心がけましょう。
冷たすぎない消化の良いものを
無理しすぎタイプはもともと胃腸が弱いことが多いので、暑いときは消化の良いものを食べましょう。豆腐や鶏むね肉、キャベツ、大根、果物などがおすすめです。冷たすぎるものは胃腸の調子を落としがちですので、適量を。イミダゾールペプチドのサプリは、疲労を楽にし元気をサポートしてくれるので、無理しすぎタイプの夏にも役立ちます。
余分な水が体にたまる「むくみタイプ」は「水滞」
代謝が低下して水分が体にたまりやすくなっている「むくみタイプ」は、漢方でいうと「水滞」に分類されます。水分代謝が悪く水の排出が停滞している状態で湿気が苦手です。
ただし、むくみが少しずつ悪化する場合、腎臓などの不具合も考えられますので、一度医療機関を受診することも考えましょう。
むくみタイプの夏バテは体に老廃物がたまっている
むくみタイプは、体に水分がたまりやすく冷えやすくなっています。また疲れた感覚の原因になる物質は多くが尿から排出されるため、むくむと疲れやすくなり夏バテしやすくなります。体がむくんでいると、血管は圧迫され血行が悪くなり「めぐり不足タイプ」につながることもあり注意が必要です。
むくみタイプの夏バテ対策ポイント
むくみタイプは水分を上手に循環させるのが夏バテ対策になります。以下のようなポイントに注意しましょう。
温かい食事がおすすめ
むくみタイプの場合、夏でも体を冷やさない食事がおすすめです。生姜や根菜など体を温めるものをとるのがいいでしょう。冷たいものの取り過ぎはむくみの原因になりやすいので、ほどほどにしましょう。
また、人間の体の水分量はカリウムとナトリウムのバランスによって維持されています。むくみタイプは疲れやすく、疲れるとまたむくみを呼びやすくなります。イミダゾールジペプチドは一次的な疲労感を軽減しやすくするので、上手に利用して元気に過ごしましょう。
入浴はぬるめのお湯で
むくみタイプの場合、熱いお湯やサウナで汗をたくさんかくのは、その後体が冷えすぎるので夏バテの原因になることがあります。
お湯の温度は38度くらいのぬるめにするかシャワーでサッと汗を流す程度にしておきましょう。
筋トレで体の水分を排出しやすくする
むくみタイプは、筋肉が少ない方が多いようです。とくに脚の筋肉はポンプとして足の水分を心臓に戻すときに重要な働きをしているので、筋肉が少ないと下半身に水分がたまりやすくなります。
むくみタイプにおすすめの運動は筋トレです。スクワットなど下半身を鍛えれば、より効果的。水分を体に循環させ元気に過ごせるよう、少しずつ筋トレを取り入れてみましょう。
混合タイプ
「むくみタイプ」の夏バテを放置すれば水分のめぐりの悪さが血流のめぐりの悪さにつながります。また「混乱タイプ」の夏バテはほかのどのタイプの夏バテにも影響します。「無理しすぎタイプ」の夏バテがひどくなると、すべての症状に心当たりが出るかもしれません。
混合タイプの人は夏バテの乱れがひどくなり、いろいろな所に影響してきているのかもしれません。その場合、夏バテをしていないときの自分にあてはまるタイプを考えてみましょう。まず、基本のタイプの対策から始めるのがおすすめです。
夏の疲れは自分にあった対策とサプリで乗り切ろう
夏の疲れは人によって違います。漢方の考え方を元にして自分の体質や生活に合わせて対策をとれば、夏バテにもなりにくいでしょう。
体質にかかわらずおすすめしたい栄養成分が、イミダゾールペプチドです。夏バテがしんどくなると疲れの悪循環に陥りがちですが、イミダゾールジペプチドは一次的な疲労感を軽減し、体本来の元気を取り戻しやすくサポートしてくれます。
例えば、機能性表示食品の「ビタミンバンク イミダゾールジペプチド」は夏に負けたくない人たちにおすすめの商品です。イミダゾールペプチドだけでなく、眠りの質をよくすると報告のあるGABAも配合。長崎大学の低分子技術で生まれた素材であるライチポリフェノールや活性型のビタミンB1・B2も配合されています。自分の夏バテのタイプを知り、効果的な対策で夏を乗り切ってください。