エイジングケアが気になる40代・50代に美容液は必要？
肌悩みにアプローチする美容液。エイジングケアに関心が出てくる40代・50代なら気になるアイテムですね。この記事では美容液の定義や選び方、効果的な使用方法をご紹介します。
美容液ってなに？
美容液は明確な機能のある付加価値の高い化粧品で、洗顔、化粧水、乳液やクリームという基本のスキンケアアイテムに追加して使います。名前は美容「液」ですが、製造法や配合成分、粘度などに共通点はありません。クリーム、乳液、泡など、様々な種類があります。
美容液は基本のスキンケアに追加するアイテム
美容液は、スペシャルケアです。基本のスキンケアアイテムを使うのは前提で、それでも肌に満足できない場合に使用します。肌悩みが深刻化する40代からは自分の肌と相談して、基本のスキンケアに加えて使ってみましょう。
美容液の種類はいろいろ
美容液は、部位や用途、悩みによって、いろいろな種類があります。主なものを以下にまとめました。必要に応じて使い分けましょう。
美容液は肌悩みにあわせて選ぶ
美容液の付加価値は、ひとつの働きに特化したタイプと、いろいろな機能をバランスよく配合したタイプに分かれます。
「とにかくシワをどうにかしたい」など、ピンポイントで悩みがあるなら「シワ改善」といった、ひとつの機能に特化した美容液がおすすめです。逆に、複数の肌悩みがあってバランスよくアプローチしたければ、バランスをとった複合型の製品がいいでしょう。
乾燥が気になるなら
40代・50代の肌悩みの元凶は、肌の乾燥とバリア機能の低下です。乾燥がもとになって、シワやくすみ、たるみなどエイジングサインがあらわれます。これには、女性ホルモンの分泌の低下が影響しています。40代を過ぎたら、肌を乾燥させないようなお手入れが必要です。
うるおい補給や保湿に特化した商品には「高保湿美容液」などと書かれたものがあります。「とろみ」がついていたり、ジェル状だったりする場合が多いようです。そのなかでは、ヒアルロン酸やコラーゲン配合の製品がおすすめです。特に加水分解されたものだと肌の奥まで届きやすいといわれます。
とにかくシワをどうにかしたいなら
年齢を重ねるにつれて気になってくるのがシワです。近年は自然老化や光老化によるシワの発生メカニズムの解明が進んで、シワ改善成分が認可されています。それが「レチノール」「ニールワン」「ナイアシンアミド」「VEP-M」です。
レチノールは年齢とともに減少するコラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸の生成を促す働きがあり、肌にふっくらとしたハリと弾力を与えます。
ニールワンは、ポーラが特許を持っている成分で、日本ではじめてシワ改善効果が認められた成分です。肌奥の真皮まで働きかけ弾力性がアップし、とくに目尻のシワにおすすめです。
ナイアシンアミドは、シワに加えて、美白や肌あれ防止も期待できます。
VEP-Mは、日本メナードが研究開発を進めてきた安定化ビタミンE誘導体の略称で、2023年に新規有効成分として厚生労働省から承認を受け、9月21日に「薬用ラインズリセット」として、美容液が発売される予定です。
美白したいなら
40代以降になると、新陳代謝が下がり肌のターンオーバーの期間が延び、メラニン色素が肌に残りやすくなります。また、若いころからの紫外線ダメージがもとになったシミが気にになる人も多いでしょう。
美白成分を配合した美容液は、ホワイトニング美容液ともいわれます。有効成分として、ビタミンC誘導体やプラセンタエキス、アルブチン、コウジ酸、エラグ酸などを配合した美容液が販売されています。
朝のお手入れを簡単にしたいなら
紫外線は女性ホルモンの低下とともに肌の老化を進める大きな要因です。日中用の美容液には紫外線防止と下地を兼ねる製品が多く販売されています。日焼け止めを別に塗るのが面倒なら、試してみるのもいいでしょう。
満足肌を目指す！40代・50代にオススメのエイジングケア美容液
美容液を選ぼうと思っても、情報がなければ始まりません。このとき役に立つのが検索です。いまは、おすすめの製品をセレクトしたサイトがたくさんあります。
でも、GoogleやYahooなど検索エンジンで検索した人が困るのが品目の多さです。試しにGoogleで「40代 美容液 おすすめ」で検索すると、上位5サイトで紹介されている品目が99品目あります。「50代 美容液 おすすめ」では、59品目が紹介されています。重複があるので全部で142品目の美容液が紹介されています。これでは、検索で美容液を選ぶのも難しいのではないでしょうか。そこで、ここでは情報を絞りに絞って、これら美容液の出現頻度から分野ごとのおすすめを紹介しましょう。
ランコム「ジェニフィック アドバンスト N」＜容量／30ｍL 参考小売価格／11,990円＞
15年の美肌菌研究から生まれた7つの美肌成分を配合
最もおすすめされている美容液。日本人のために特別に開発されたみずみずしいテクスチャーが、洗顔後すぐの肌に深く浸透します。定期購入あり。メーカーサイトはこちら
POLA「リンクルショット メディカル セラム N」＜容量／20g 参考小売価格／14,850円＞
有効成分が肌の奥深くの真皮へ浸透しシワを改善
シワ改善でおすすめされている美容液クリーム。日本で初めてシワを改善する医薬部外品。有効成分として認められた、ポーラ独自の成分「ニールワン」を配合。定期購入あり。メーカーサイトはこちら
資生堂「HAKU メラノフォーカスEV」＜容量／45g 参考小売価格／11,000円＞
シミの根本まで速く深く浸透しピュア素肌に導く美容液
美白美容液で最もおすすめされているHAKUシリーズ。4MSKとm-トラネキサム酸がメラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぎます。レフィルあり。メーカーサイトはこちら
ビーグレン「b.glen Cセラム」＜容量／15ｍL 参考小売価格／5,170円＞
素早い手応え。肌力を呼び覚ますビタミンC美容液
高すぎる美容液は手が出ないけど、プチプラじゃなくてもいいという人におすすめの美容液。「ビタミンC」を効率よく引き出すことができるシンプル処方で、使い続けることで、肌の生まれ変わりを感じられます。メーカーサイトはこちら
無印良品「エイジングケア美容液」＜容量／50ｍL 参考小売価格／1,990円
岩手県釜石の天然水を使用したスキンケアシリーズ
プチプラで最もおすすめされている美容液。椿、バラ、柚子など１０種の天然美肌成分と、ヒアルロン酸、コラーゲンなど７種の機能成分配合。メーカーサイトはこちら
美容液は高くなくちゃダメ？ プチプラでも大丈夫？
紹介した美容液のなかには、1万円を超える商品もいくつかあります。美容液は値段が高くないと効果がないと思われるかもしれませんが、その値段の高さの原因となっているのは、商品開発費や広告費用です。
高額な美容液は、メーカーが研究を重ねた物質を組み合わせ最適な方法で配合されています。その成分や配合方法を見つけるためには、莫大な研究開発費が必要です。そして、製造するのにも、それなりに設備投資が必要となります。高級感のある容器や有名タレントを使った広告にも資金は使われ、値段に反映されています。あなたが、定期的に1万円以上の出費をし続けられるなら、技術の粋を集めた高価な美容液をおすすめします。
もし、そうでなければ別の選択をしましょう。新しく開発された成分でなくても、肌に良い影響を与える成分はたくさんあります。研究開発費にコストがかからない既知の成分を配合し、容器や包装もシンプルで特別なものを使わないなら、それほど高価になりません。プチプラだからといって、品質が劣ることはありません。
自分の肌悩みにあった成分を配合した継続購入できる美容液を、基本のスキンケアとともに、コツコツと使い続ければ、肌は応えてくれるはずです。
美容液はハンドプレスして使う
40代・50代の肌は、触りすぎないのがポイントです。肌に負担をかけると、たるみの原因になってしまいます。美容液を塗るときも、顔の上で塗り広げず、優しくプレスするようになじませましょう。
このときも、強く押さないのがポイント。手のひらの温かさを感じながら顔の筋肉をゆるめるつもりで使うと、うまくいきます。
美容液はスペシャルケア 基本のスキンケアも大切に
美容液は、基本のスキンケアでは物足りない人に向けたスペシャルケアです。乾燥やシワ、シミなどの肌悩みが増える40代・50代から本格的に使い始めるといいでしょう。高価な美容液は魅力的ですが、肌のお手入れは継続も大切です。自分の肌悩みにあった、続けられる価格の商品を選び、コツコツ使い続けるほうが肌は喜びます。基本のスキンケアと美容液で、自分らしく輝く肌をめざしましょう。