40代以上の肌にもオールインワンジェルは使えるの?
オールインワンジェルは、化粧水・乳液・美容液・クリーム・化粧下地などの役割を1つにまとめた化粧品です。スキンケアが簡単に完了できるうえ、ひとつひとつアイテムを揃えるよりも安上がりなので、人気があります。
お手入れは「毎日コツコツ」が基本。1ステップなら続けやすいですよね。
でも、40代以上の人には、若い年代向きのオールインワンジェルは物足りないかもしれません。40代以上の肌は乾燥を感じやすく、若い頃より保湿が大切になるからです。40代・50代の人向けに、エイジングケアを意識した商品も発売されていますので、ちゃんと年代にあったものを選択しましょう。
40代以上の肌にぴったりのオールインワンジェル選びは?
おすすめ品が多すぎる?
では、年齢にあったオールインワンジェルを選ぼう。そう思っても、なかなか難しいのが現実です。インターネット検索で解決しようとしても、おすすめのオールインワンジェルが、たくさん出てきます。逆に多すぎて選びにくくなっているような気さえします。
先日「40代 オールインワンジェル おすすめ」および「50代 オールインワンジェル おすすめ」で検索してみました。それぞれの上位5サイトに紹介されているオールインワンジェルは、71品目。もはや、おすすめされているのかどうかも分からない状態になっています。ドラッグストアの棚の前にいるときと変わりません。
自分にあったオールインワンジェルを選ぶには?
選択肢が多すぎると、逆に選べないものです。そのなかでも、自分にあったオールインワンジェルを選ぶためには、視点を自分の肌に向ける必要があります。まず、自分の肌を鏡で見てみましょう。若い頃は毎日じっくり鏡を見ていたのに、いつからか鏡を見る回数が減っていませんか? ぜひ鏡で肌を見て触って、現実に向き合いましょう。あなたの肌はどんな状態になっているでしょうか?
- 乾燥している
- たるんで毛穴が目立っている
- シワがある
- 色がくすんでいる
- シミがある
など、きっと自分が思っていたのとは違う発見があるはずです。自分の肌にあったオールインワンジェルを使うなら、自分の肌悩みをきちんと把握して、その悩みにあわせて選ぶ必要があります。そのうえで、必要なら、気になる項目に特化したスペシャルケアを取り入れるのがおすすめです。あなたの肌は、必要なケアを教えてくれます。あまり鏡を見たくないときこそ、鏡を見て変化するチャンスです。
40代以上におすすめしたいオールインワンジェルの選び方
40代以上ならオールインワンジェル選ぶときには、以下の3点を重視しましょう。
- 悩みに対応した成分が配合されているものを選ぶ
- 続けられる価格を選ぶ
- 使い切れる容量を選ぶ
悩みに対応した成分が配合されているものを選ぶ
まず、自分の悩みにあわせて成分を選びましょう。いろんな悩みがあるようなら、保湿を優先に考えます。40代以上の肌の悩みは、女性ホルモンの減少にともなう皮脂不足が根本の原因になっていることが多いからです。
乾燥の悩みにおすすめの成分
乾燥している肌には保湿成分がかかせません。保湿成分として、まず注目したいのは「ヒアルロン酸」と「コラーゲン」です。なかでも浸透タイプといわれる「加水分解ヒアルロン酸」や「加水分解コラーゲン」「コラーゲンペプチド」と呼ばれる成分なら、角層内を保湿してくれ、ハリや弾力アップにも働いてくれます。
その他にも「セラミド」「アミノ酸」「プロテオグリカン」なども保湿を目的に配合されている成分です。
たるみ・シワの悩みにおすすめの成分
肌のたるみの原因は筋肉の衰えや真皮のコラーゲン繊維などの変性、そして乾燥です。たるみがひどくなるとシワになり、深くなると戻すのは非常に難しくなります。保湿成分の「ヒアルロン酸」と「コラーゲン」「セラミド」、抗酸化成分である「コエンザイムQ10」「ビタミンE」「アスタキサンチン」などで早めにケアしましょう。
現在抗シワ成分として認められているのは「レチノール」「ニールワン」「ナイアシンアミド」の3種類。他には「アルジルリン」「幹細胞培養エキス」「グロースファクター:GF」も肌を再生する働きを持っていると言われています。
くすみの悩みにおすすめの成分
くすみの原因は5種類あります。それぞれの特徴と、おすすめの成分をあげますので自分のタイプにあった成分を選びましょう。
シミが気になる人におすすめの成分
シミの原因はたくさんあるのですが、40代以上から増えるシミはメラニン色素がうまく排出されないせいで増える老人性色素班やホルモンバランスの乱れによる肝斑が多いようです。肝斑は顔の左右に対象にできるのが特徴です。ともに増やさないためには紫外線ケアが必要になります。これには美白成分である「ビタミンC誘導体」「コウジ酸」「アルブチン」などがおすすめです。
続けられる価格を選ぶ
オールインワンジェルは、スキンケア習慣として毎日使うものです。背伸びして選んでも続けられなければ効果はわからないかもしれません。続けられる価格の製品を選びましょう。
使い切れる用量を選ぶ
一般的に化粧品は、無添加化粧品であれば開封後1カ月、そうでなくても開封後1年以内には使い切りたいものです。
オールインワンジェルも同じことです。1回に購入する量は、少なくとも1年以内に使い切れる量にしてください。
40代・50代におすすめ!人気オールインワンジェル4選
40代・50代の方におすすめの品目のうち、登場回数が多い製品をピックアップして紹介します。
ドクターシーラボ「アクアコラーゲンゲルエンリッチリフト」<容量/50g 参考小売価格/4,950円>
ドクターシーラボの代名詞的高機能保湿ゲル
浸透型コラーゲンEXと浸透型ヒアルロン酸EX、ナイアシンアミドで弾力のあるふっくらした肌に導きます。10g、120g、200gの容量もあり。メーカーサイトはこちら
アクアレーベルE「スペシャルジェルクリームA(オイルイン)」<容量/90g 参考小売価格/2,178円>
大人の肌に、まるでエステなエイジングケア
乾燥悩みが深く刻まれる肌にも、オイルの力で輝くつやとハリ。1品5機能で、まるでエステに通ったような満足感が得られます。メーカーサイトはこちら
無印良品「エイジングケアオールインワンジェル」<容量/100g 参考小売価格/1,490円>
みずみずしい感触に高い洗浄力と美容液のようなトリートメント力
岩手県釜石の天然水を使用した化粧水・乳液・美容液がひとつになった保湿ジェル。メーカーサイトはこちら
なめらか本舗「とろんと濃ジェルオールインワン」<容量/100g 参考小売価格/1,100円>
ふっくらもち肌へ導くオールインワンジェル
これひとつでなめらかなふっくらもち肌に導く、1個で6役(化粧水・美容液・乳液・クリーム・パック・化粧下地)のオールインワンジェルです。つめかえ用あり。メーカーサイトはこちら
Obagi「オバジC セラムゲル」<容量/80g 参考小売価格/4,400円>
こだわり処方で、様々な肌悩みをしっかりケア
ビタミンCの働きを引き出すゲルの開発から生まれた、一味ちがう妥協のない高機能ゲル。メーカーサイトはこちら
朝使うならUVケアもできるオールインワンで紫外線対策を
くすみやシミ対策だけでなく、肌のハリを維持するためにも紫外線は大敵です。気を抜いている室内でも案外紫外線の影響はあるものです。自宅で過ごすだけだからといって、UV対策には手を抜けません。オールインワンジェルにもUVケアのできるタイプを選べば、朝の支度も楽になります。
紫外線のダメージを修復するのも大切です。レバーや緑黄色野菜に含まれるビタミンAや赤ピーマン、パセリ、柑橘類に含まれるビタミンC、鮭に含まれるアスタキサンチンなど、抗酸化力のある食品は、積極的にとりたいものです。
オールインワンを便利に使って毎日ちゃんとケアしよう
オールインワンジェルは、やる気が出ないときにも簡単にお手入れを済ませられるので、忙しい人には便利なアイテムです。でも、バランス良くいろいろなアイテムが配合されているぶん、物足りないと感じる人もいるかもしれません。できるだけ悩みにあわせて選んで、それでも足りないと感じるなら、スペシャルケアを追加しましょう。