【ベストセラー健康法】田村セツコ『86歳の健康暮らし だれにも言っていないひみつの健康法』

【ベストセラー健康法】田村セツコ『86歳の健康暮らし だれにも言っていないひみつの健康法』
予防・健康
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86歳で現役イラストレーター・エッセイスト

イラストレーターでエッセイストの田村セツコさんは、86歳の現在も健康診断を受けず、病院にもいかず、裸眼、入れ歯なし、毎日歩いてでかけ、毎日晩酌し、現役でいきいきと活動を続けている。その秘密を明かした『86歳の健康暮らし だれにも言っていないひみつの健康法』(興陽館、1470円)が話題だ。

「お菓子のようにつまみながら読んでみてくださいね」と記す通り、軽妙な語り口と散歩中の写真やイラストで、田村さんが「楽しんでいる」雰囲気が全体に漂う。

へんてこりんなひみつの健康法

田村さん流の健康法のうち、特に〈へんてこりんなひみつの健康法〉の章は、ネーミングだけで気になるものが多い。

①靴底に段ボール健康法…横じわの段ボールを靴底にしくと気持ちいい(ただし、靴を脱ぐようなお店に行くときは少しはずかしい)

②紙と鉛筆健康法…困ったときにメモをとるだけで気持ちが落ち着き、カウンセリング効果に

③早口で話す健康法…口を大きく動かし、早口で負荷をかける。

④『赤毛のアン』健康法…アンのように、楽しもうと固く決心することが気分転換に

⑤スースー健康法…メンソレータムなどをおでこ、こめかみ、足の指のつけ根などに少しすり込むことでスッキリ!

自分がいいと思う健康法で暮らしをハッピーに

やや奇抜な印象を受けるかもしれないが、実際に田村さんが行ってきたことばかり。それは、そのまま同じことを実践すればいいというものではない。田村さんが「健康法にも、個人差があると思います」と記す通り、自分がいいと思うものを探してみること、それが見つかることで、日々の暮らしはハッピーになる|と教えられた。

田村さんは語る。「十人十色っていうかね、10人いたら10人みんなそれぞれ体質が違うので、右へならえでおんなじ健康法ってことは考えにくいなと思って。それぞれが自分に合った健康法を発明発見する。昔の人のように、お日さまが出たらうれしいとか、朝起きて明るくなったらうれしい、夕方になったら明かりをほどほどにして暗くなったら休む、本当に自然に合わせたすごくシンプルな生活、考え方。それがわたしの健康につながってるのかな、とは思います」

「86歳の少女」という気持ちを持つ

本書の発売時、85歳だった田村さんは、「1つだけ年をとったことでしょうか」と現状を書く。世間的には“おばあさん”と呼ばれる年齢かもしれないが、105歳の人から見たら、「86歳の少女」だという。この気持ちを持つこと、それこそが田村さんのいきいきとした日々につながっている気がした。

食に関する田村流健康法

腹六分目 食べすぎは胃が働き続けてくたびれる。何でもおいしい、おいしいと感謝の気持ちも忘れずに

スーパーの惣菜と手料理をミックス よく工夫されておいしいスーパーのお惣菜に、自分が作ったものをアクセントとして加えてみる

気にしないで食べる 外で食べるときは添加物など気にしすぎるとかえってよくないから気にせず食べ、家の食事でバランスをとる

タマネギは万能薬 生でも炒めても揚げてもおいしくて毎日食べています

※詳細は本書に

執筆者
ジャーナリスト
田幸 和歌子
医療ジャーナリスト。1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経て、フリーランスのライターに。「週刊アサヒ芸能」で健康・医療関連のコラム「診察室のツボ」を連載中。『文藝春秋スーパードクターに教わる最新治療2023』での取材・執筆や、健康雑誌、女性誌などで女性の身体にまつわる記事を多数執筆。