夏の紫外線に秋の乾燥で肌荒れ注意
年を重ねると、だんだん肌年齢が気になってきます。
夏の間、たっぷりの紫外線でダメージを受けた肌に、秋の乾燥が加わり、シミやシワがより強調されるため、肌荒れが気になりやすくなります。肌は見た目の年齢にも大きく関わっているため、早めのケアが大切です。
シミの原因のひとつに、日焼けがあります。これはUVAと呼ばれる肌の奥まで届く紫外線が原因です。UVAは肌のハリを保っているコラーゲンやエラスチンを変性、破壊し、肌の弾力をなくし、シワやたるみの原因となりますから、秋も引き続き紫外線対策は必要です。
肌年齢に関わるもうひとつ要素として「糖化」があります。糖化とは、体内で糖がタンパク質と結びついて、細胞を劣化させる現象のことです。肌のシワ、くすみ、シミとして現れ、老化につながります。怖いことに糖化は肌だけでなく、体内でAGE（糖化最終生成物）を作りだし、動脈硬化や白内障、アルツハイマーなどにも結びつきます。
食生活では、糖を含む食品の摂取を減らすこと、血糖値上昇が起こりやすい食生活を避けることが大切です。また、糖化を防ぐ働きのあるビタミンCを摂取することや、酸化修復にも需要なベータカロテンやビタミンEの多い食材を積極的に摂取することが大切です。
「糖化」も肌年齢の大敵
ビタミンC、E、ベータカロテンは、信号の3色と同じ「赤、黄、緑色」の色を持つ緑黄色野菜に多く含まれます。トマトやにんじんなどが、抗酸化ビタミンを取るには手軽でおすすめです。
生野菜は面倒くさいという人向けに、手軽に取れる食品がないか探していたところ、スーパーで伊藤園の新商品「トマエード」を発見しました（149円で購入）。トマトをベースにしてレモン果汁を加えた飲み物のようです。トマト2個分の果汁が含まれ、全体の35％がトマトとのことです。
飲んでみると、トマトの甘みと旨味に加えて、レモンの爽やかな酸味が加わり、ほどよい甘みが心地よく感じます。青臭さがないため、トマトが苦手な人でもおいしいトマトジュースとして飲めそうです。
1パックで87キロカロリーと低カロリーの一方、糖化予防に重要なビタミンCは100～231ミリグラム含まれています。これは1日の摂取推奨量の100ミリグラムを超えます。
抗酸化作用のあるリコピン、むくみ改善が期待できるカリウムなども豊富に含まれます。また、自律神経を整え、ストレスケアや睡眠の質向上などに効果があるGABAは34～126ミリグラム含まれると記載されています。
乾燥する秋、肌ケアだけでなく、気持ちもケアして若い状態を保ちたいものですね。